

卒園児のご家族の方が、子供たちの制作用に色々な大きさの空き箱を持って来てくださいました。その時に子供たちが畑で水やりをしていたのを見てくださり、そのあとすぐにいちごの苗を届けてくださいました。
いちごが大好きな子供たちは大喜びで、「ありがとう!」「ばいばーい!」と手を振って車を見送っていました。

いただいた、たくさんのいちごの苗を畑に植えました。
「いちごたくさんできるといいな~」と畑を見ていると夏に育てたスイカを鳥につつかれたことを思い出し、いちごを守るために「かかし」を作ることにしました。
早速いただいた箱を運んできて、カップやペットボトルのふたなどの素材も使って、『怖い顔でこないで!ってしてるかかし』『隙間から入ってこないように守るかかし』など個性豊かな「かかし」ができあがりました。



畑に運んで、「ここから上ってこやんように置いとこう」
「こっちから来るから、こっち向けとくんよ」など、どこに置くと効果的か自分たちで考えて置きました。






これで、きっと畑のいちごも野菜も守られて大きく育つはずです。
様々な人に支えていただきながら、子供たちはいきいきと主体的に活動し、豊かな経験を積み重ねることができています。
今年度初めて小学校と合同の発表会をしました。
子供たちは発表会に向けて「作戦会議」をして、みんなでどんなことを発表しようか考えました。
「自分たちで作った衣装を着たい」「歌を歌いたい」「楽器もいいなぁ」「ダンスするのはどう?」「いろんなことをお知らせしたい」など意見を出し合い、内容が決まりました。
発表会では

小学校の1・2年生のお兄さんお姉さんと一緒に歌を歌いました。
振り付けを教えてもらって、一緒に楽しく歌うことができました。

子供たちがみんなにお知らせしたかったことは、楽しく、おいしく、みんなで気持ちを一つにして頑張っている畑のことでした。
おいしいきゅうりやトマトが採れたことやスイカを鳥から守ったことなど発表しました。

そして、自分たちで作った衣装を着て、手には鈴とポンポンをつけて、ポップコーンのダンスをしました。
広い体育館にお客様がたくさんいましたが、みんなダンスも楽しむことができました。
お客様から大きな拍手をしてもらい、達成感、満足感でいっぱいの子供たちでした

小学校の柿の木に今年もたくさんの柿が実りました。
地域の方々にもお手伝いいただいて、園児と小学校1.2年生で収穫をしました。
園児たちは、収穫した柿についている葉を切ったり、柿に残す枝がTの形になるように切ったりしました。




1週間後
吊るし柿作りを1,2年生のお兄さんお姉さんと一緒にしました。
ピーラーで皮をむき、お鍋のお湯につけて消毒をして、軒下に干していきます。
あやめ組さん(5歳児)は、手慣れてくると楽しくなってきて、たくさん作ってくれました。
「どんなになったら食べられるの?」と地域の方に聞いている子供もいました。
地域の方々もお手伝いしてくださり、コンテナに入っていたたくさんの柿が吊るし柿に変身しました。
小学校の中庭には、おいしそうな柿のカーテンができました。



3週間後
吊るし柿ができ上がり、みんなで味見をしました。
「しわしわやなぁ~」「ちょっと黒いなぁ…」と言っていましたが、食べると「あまいなぁ」「やわらかいわ」と話していました。
今年も地域の方の協力のもと、貴重な伝統文化の体験ができました。


乾燥させていたポップコーンの実をみんなでとりました。
実は硬くて指先に力がいるのですが、子供たちはおいしいポップコーンを食べるために一生懸命とっていました。


ポップコーンの実の弾けるところが見えるように、ガラスのふたのホットプレートを用意しました。
ホットプレートが温かくなると、油をひいてポップコーンの実を入れ蓋をしました。
しばらくすると「ジュ~」と音が聞こえてくると、子供たちは覗き込んで見ていました。
「ポン!!」「ポン!ポン!」と弾けだすと「うわぁ~!」「ポンポン言ってるぅー!」とホットプレートの中が気になって仕方がない様子でした。
できたてホカホカのポップコーンは軽く塩を振っただけでしたが、とってもおいしくて、「もっと食べたいな!」「おかわりあるん?」と大人気でした。
先日収穫したお米を、おにぎりにして食べることを楽しみにしていた子供たち。
稲を天日干しにした後、時間はかかりましたが稲の脱穀ともみすりを頑張りました。
もみすりは、すり鉢とソフトボールを使って少しずつ丁寧にしました。


子供たちがもみすりしてできた玄米は、白米と一緒に炊きました。
お米を研いで、スイッチオン!

「お米食べられるようになるまで、こんなに大変なんやなぁ~」
苗作りから収穫、脱穀まで約半年かけて経験したことで、毎日食べているご飯の一粒一粒がとても貴重なものだと感じることができました。

せっかくなので、もう一つの炊飯器には園で収穫したサンジャクマメを入れて赤飯にしました。


お味噌汁に入れることができる野菜はないかなぁ~
「あっ!にんじんあるで」と園庭に行き早速収穫しました。
かわいいサイズの人参が8本採れて、「これもいれてー」と職員室に持ってきました。


先日畑で収穫したサツマイモも、お味噌汁に入れるために、アルミホイルを丸めたものを使って、自分たちで皮むきをしました。




お味噌汁に入れてもまだ、サツマイモがあったので、子供たちに相談すると
「いももちした~い!」と、前に読み聞かせをした絵本に出てきた「いももち」を食べたいと言ったので
茹でたサツマイモを袋に入れて、片栗粉を加えてみんなでもみもみ!
好きな形にして、ホットプレートで焼きました。

おにぎりも自分で作って、「さいかざきランチ」のできあがり!!



自分たちで栽培から調理までかかわって作った「さいかざきランチ」の味は格別でした。


6月初めに田植えをした稲が、収穫時期を迎えました。
子供たちは、夏休み中も園に来ると稲を撫でるように触って、大きくなる様子を視覚だけでなく指先の感触でも感じ取っていました。
子供たちは先生からお米を収穫することを「稲刈り」ということを教えてもらい、農家さんが稲刈りをしている様子を動画で見ました。

広い田んぼにたくさんの首を垂れた稲穂の中をコンバインが勢いよく稲刈りをしていく様子に、子供たちは興味津々で見入っていました。
田んぼの端を鎌を使って手で刈り取っていく様子も見ました。
「シャッシャッって音してるなぁ」と手際よく刈り取る様子を真剣に見ている子もいました。
動画の田んぼには水がないことに気がついて、園の田んぼの水も抜くことにしました。
とっても重たかったのですが、みんなで力を合わせて頑張りました。

子供たちは、鎌の代わりにはさみを使って収穫しました。
「コンバインはできやんけど、はさみやったらできそうやなぁ」


動画では、稲の根元の方をもって刈り取っていたことや逆手に稲を握っていたことを覚えていた子もいて、
「こんなに持ってたなぁ」「ちょっとかたいなぁ」「もうちょっとやけどなぁ」など
と話しながら稲刈りをしていました。
刈り取った稲はひもでくくって天日干しをしています。


おにぎりにして食べたいな!と楽しみにしている子供たちです。

ポップコーンの葉が枯れてきて、収穫時期を迎えました。
子供たちは実が枯れていないか心配ながら、収穫していました。


中の実がどうなっているのか、ドキドキしながら皮をむきました。
きれいなオレンジ色の実がたくさんついていて、嬉しそうに知らせに来てくれました。



採れたポップコーンの実は、乾燥させなければいけないことを子供たちに伝えて、ハンガーラックを用意すると、タフロープで葉を束ねて干したり、麻のひもを持ってきて結んだり、葉っぱを取ってしまった実は、S字フックをいくつか並べてその上に実を寝かせたり、それぞれに考えて干していました。

早く食べたいなぁ~と首を長くして待っている子供たちです。

子供たちが大好きな絵本「そらまめくんとながいながいまめ」に登場するサンジャクマメを育てました。
子供たちが水やりをして、夏の日差しも浴びて、ぐんぐん大きくなり、隣の小学校のプールのフェンスの上まで
伸びました。
緑のカーテンの下に入って上を見上げると、空から豆が降ってくるように見えて、とても楽しそうでした。


初めて見るながーいまめに子供たちは興味津々。
「ながーいなぁ~」「これ食べれる?」「絵本のと一緒やな」


ながーいさやの中は、たくさんの豆が入っていて、みんなで丁寧に一粒一粒収穫しました。

豆は、子供たちのおやつにあんこにしました。
お鍋でコトコト炊いていると、いい匂いがしてきて、子供たちもできあがりを楽しみにしていました。

あんこは粗熱を取って…
そういえば、コロタンあったよね。梅ジュースの梅をつぶして梅ジャムにして
クラッカーとアイスを添えると
「さいかざきパフェのできあがり!!」
子供たちは、好きな量だけ自分でお皿に盛りつけて、「さいかざきパフェ」を作って楽しんでいました。
もちろん、とってもおいしくて、みんな大満足でした。


暑い日差しを浴びてスイカがぐんぐん大きくなり、畑いっぱいにツルが広がりました。


花もたくさん咲き始め、よく見ると根元が膨らんだ雌花も咲いています。
「おかあさんのお花あったよ!」
受粉をしないとスイカが実らないことを先生に教えてもらい、お母さんの花(雌花)を見つけると、自分たちでお父さんの花(雄花)を取ってくっつけて受粉させていました。

受粉させて数日で5,6センチのかわいいスイカになっていました。

やっと実がついた大切なスイカを守る方法を考えました
すると5歳児さんが「はこ あなあけて、あみしたらいいやん!」
と言って、作り始めました。


できあがった箱をスイカにそっとのせていました。
(箱で作りましたが雨にも負けず、収穫の時までスイカを守ってくれました)
スイカがどんどん増えてきたので、
それを見た別の5歳児さんが 「これ、いいやん」とコンテナをかぶせていました。
夏休みにも、保護者の方と一緒に畑に来て、スイカが熟するのを楽しみにしていました。

ところが、夏休みのある日...なんとコンテナの隙間からかじられていました...
大切なスイカを守るため、畑全体にタフロープをかけました。





何とかスイカを守り切り
「そろそろ、このスイカ食べられるかな~」
直径25センチほどのスイカを収穫しました。
「おっき~い!」「おもたーい!」
どのくらい重たいのかどうすればわかるかな?
子供たちは、今までの経験から、「体重測定」をすることにしました。
スイカの体重?!は、3.4Kgもありました!




切り分けると「うわぁ~!!」
きれいな赤色で、お部屋中にスイカの甘いにおいが漂って、みんな「早く食べよう!」
と手を洗って早速 「いただきます!!」
「あまーい!」「おいしーい!」「もう1個食べたーい」 と、大喜びでした。

半玉を食べて、残りをどうする?となったときに、5歳児さんが「家でフルーツポンチ作ったことあるよ」
と教えてくれました。
みんなでスイカをくりぬいて、幼稚園で収穫したブルーベリーとコロタン(メロン)も添えて
炭酸の代わりに清涼飲料水も加えて 「さいかざきポンチ」のできあがり!!


とってもおいしくて、3.4Kgのスイカは、あっという間になくなりました。

ミニトマトは、ぐんぐん大きくなり、たくさん実りました。
子供たちは、赤くなったトマトを見つけて収穫し、水で洗って「パクッ!」と食べています。





きゅうりは、網に沿って壁の上までツルを伸ばしました。真っ直ぐきれいなきゅうりがたくさん実りました。
ぶら下がったきゅうりを見つけると、背伸びをして頑張って収穫をしていました。
月曜日に見ると「おばけきゅうり」になっているのもあって、子供たちはその大きさにびっくりしていました。
きゅうりとトマトは、氷水で冷やした「冷え冷えトマト・冷え冷えきゅうり」が人気で、子供たちはおやつのように、ぱくぱくと食べています。


ピーマンは、「こどもピーマン」という種類なので苦みが少なく、子供たちもごま油で軽く炒めてめんつゆを少しかけると「おいしーい!」と言って食べていました。
自分たちで育てた野菜はとてもおいしくて、苦手意識を克服できた子もいました。
夏休みもたくさん実っているので畑を開放して、親子で収穫を楽しんでもらっています。
