園庭にあるレモンやキンカンの木にあおむしがいます。
子供たちが見つけて、飼育していました。
ある日登園すると、飼育ケースのふたが少し開いていて、あおむしが逃げ出していました。
部屋の中を探すと、なんと机の脚にくっついているところを発見!
よく見ると「さなぎ」になりかけていたので、そっとしておくことにしました。
でも、このことを知らない先生が入って来たときや、遊んでいるときに
「このままやと、けってしまうかも・・・」
どうしようか考えて
「看板作ったらいいんちゃう」
さなぎがいることがよくわかる、素敵な看板ができました。
その後、机の脚から落ちてしまったので、不織布のお布団に寝かせてあげました。
「部屋にちょうちょおる!」
ある日登園すると、保育室の窓際にちょうちょがいました。
「なんで部屋にいるんやろ?」
外から飛んできたのか…?少しの間、子供たちは不思議に思っていましたが、看板の下に寝かせてあげていたさなぎの様子が変わっていることを見つけて
「この、あおむしがちょうちょになったんちゃうん!」
と気づいて、みんなでちょうちょの誕生を喜びました。
ちょうちょは、子供たちに見送られながら青空へと飛び立っていきました。