幼稚園の周辺には田んぼがなく、子供たちの中にも田んぼを知らない、見たことがない子もいたので、いつも食べているご飯は手間暇をかけて育てられていることを知ったり、田んぼってどのようなものかを体験したり、田んぼで育つ生き物に親しんだりする経験ができるように、今年もお米を育てることにしました。
稲の苗作り「もみまき」から、自分たちで挑戦です。小さなもみを重なりすぎないように、丁寧に土の上にまきました。
芽が出るまでは、箱をかぶせて暗くしておきます。
2週間ほどで、苗が育ちました。ぐんぐん育った苗を見て「大きくなってくれたなぁ~」と喜んでいました。
苗が育ったので、田んぼ作りです。田んぼの土が入った容器に水を入れ、手で土をほぐします。
「下まで手突っ込んだらつめたーい!」「きもちいいなぁ~」
しっかりとかき混ざるように、足を入れると…
「脚、うごかんなぁ」「うわぁ~ぬるぬるやなぁ」
今年は5年生もバケツを使った稲作に取り組むので、田植えを一緒にすることにしました。
田植えってどんなことをするのか、田んぼでの田植えの様子をモニターで見ました。
園庭に行き、一緒に田植えをしました。4,5歳児は昨年も経験があるので、
「このくらい、ちぎって植えるんやで」「しっかりグッて植えないと、苗がプカプカ浮いちゃうんよ」と知っていることを5年生に教えてあげる場面も見られました。
毎朝、登園すると田んぼを覗き込んでいる子供たち。お米のできる日が待ち遠しいですね。