幸せには、三つあります。
一番目は「してもらう幸せ」。
二つ目は「自分でできるようになった幸せ」。
三つ目は「してさしあげる幸せ」です。
人は、してもらう幸せをいっぱいもらって成長し、自分でできる幸せを味わって、最終的にしてさしあげる幸せを実践して満足します。幸せを分かち合いましょう。
子ども達が「自分でできるようになった幸せ」を感じながら、毎日を過ごせたら最高ですよね。
例えば、3歳では、給食を食べることが上手になってきました。いすに座ることも、毎日「ガマンする力が育って」きちんと座れています。「今日できるようになったこと」を親子で確認しながら日々をすごせたら、『幸せ』な1日1日ですね。
教師は、「してさしあげる幸せ」を感じられたら『幸せ』な1日となると、思っています。
・『こころは言葉や態度によって表さないかぎり相手に伝わらない』
山崎房一 「心がやすらぐ魔法のことば」(PHP文庫)より
好きな気もちがあっても、・・・いっしょにいて幸せを感じる心があっても、・・・やさしい気もちがあっても、・・・感謝の心があっても、・・・思いやりの気もちがあっても、・・・相手の幸せを願う心があっても、・・・自分の言動に表れなければ、相手に伝わらない
・言葉には力があります。どんな言葉を語るかがあなたの健康チェックポイントです。空は曇りでも雲の上にはいつも太陽があると思う人は、曇っていても心は晴れ。いつも心にぬくもりがあります。何よりもその人の言葉には人を癒す力があり、その人自身が力に満ちています。そんな言葉のトレーニングをしていきたいものです。
・言葉は実体を連れて来ます。消極的・否定的な言葉を使うと内側にそれを呼び込んでくるのです。ですから、言葉の達人はいつも肯定語を使います。
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1月12日から、3学期がスタートします。
学期初めの職員会議で、上のようなことを先生方に話そうと考えています。
まず、教師全員で、言葉と態度で伝えあい、園児、保護者とも、しっかりとみんなが幸せになるように「言葉のトレーニング」をしていきたいと思います。
そして、どんなときにも「肯定語」を使えるようになりたいものです。
・「廊下を走るな」とも言えますが「廊下は、歩こう」と、肯定語で話ができるのは、教師力が高いからです。「人間力」と言い換えてもいいと思っています。肯定語を常日頃から使おうと心掛けている教師ばかりですが、さらに「否定語」を「肯定語」に言い換えられる「人間力」アップを大事に、中之島幼稚園教育を進めていきたいと思います。
「きれいなところには、きれいなものが集まる。」
やさしいところには、やさしさがあつまる。
だいじにしたら、だいじにしたものがよってくる。
幼稚園も、環境として、きれいに保ちたいと、毎朝職員全員で、10分ですが、園の周りの清掃活動を続けています。園舎周り、園の塀周りのごみもとり、ゴミの落ちていない幼稚園にしています。きれいなものが集まってきてほしいものです。きれいな心も集まってくるのだと思います。
そして、やさしい家族や、やさしい先生に囲まれ、やさしい子供たちがあつまる、幼稚園としたいです。
「だいじにしたら、だいじにしたものがよってくる」も、本当に当たり前のことですが、もう一度、かみしめたい言葉に思います。友達を大事にしたら、友達がよってきます。本を大事にしたら、本が寄ってきます。
簡単な、やさしいたった三行のことだけど、年頭に当たり、もういちどかみしめたい言葉として、メモしておきたいと思います。
■付け足しですが・・・言葉遊び
幼稚園の子供たちの1年間の「変身ぶり」には、驚かれます。
自分で、制服をていねいにたたむことができるようになったり、遊び方も一人ずつの平行遊びから、友達と一緒に一つのことで遊べるようになったり。このような行動の変化もすごいのですが、言葉数も増えていきます。
言葉を聞きながら、自分のことばに取り入れていきます。だから、周りの言葉遣いまで、その子のことばとなっていくように思います。できれば、丁寧な言葉であったり、素敵な言葉が出るような、言葉環境も大事だなあと、思っています。
また、クイズや、しりとり、言葉遊びも大好きです。そのような言葉で遊ぶことによって、新しい単語を覚えたり、語彙を増やしていくのでしょうね。まさしく、幼稚園時代は、言葉をどんどん自分の中に入れ込んでいるような、大事な時間過ごしているように思います。
子供たちが、楽しくなる、言葉遊びを1つ紹介します。
1は いっちゃん イチゴが いっこ
2は にいちゃん ニンジン にほん
3は さんちゃん サンタが さんにん
4は しいちゃん シールが よんまい
5は ごうちゃん ゴリラが ごとう
6は ろくちゃん ロケット ろっき
7は しちちゃん シチメンチョウ しちわ
8は はっちゃん ハチが はっぴき
9は くうちゃん クルマが きゅうだい
10はじゅうちゃん ジュースが じっぱい
JA和歌山から、土と種を頂いて、大根とブロッコリを育てています。
その発育状況を見に来てくださいました。
少し、化成肥料をやった方が良いとか、土が湿った状態くらいに、水をやっておくこと等、指導をしていただきました。
野菜も、日当たりや、水のやり方、肥料のやり方で、育ちがずいぶん変わってきます。
教育と、本当に似ています。
どのように支援すればよいのか、まず「よく見て」理解し、相手に合わせて、お世話することの大切さが、育ちに大きく関わってきます。難しいことですね。

※12月終業式の日、園にできた大根を利用して、「大根と油揚げのおみそしる」をしました。
すごく大好評。こんなに子供たちが喜んでくれるのならと・・・・
1月21日「園で作った大根を使った給食」に決定!
子供たちは、先生が作った、愛情給食を喜んでくれるでしょうか。
お楽しみに!
どんな給食なのかは、12日にプリント配布する「1月の給食だより」を楽しみにしてご覧ください。
遊具のペンキが剥げて、少し安全に問題が出てきていました。
お願いすると、子供たちが冬休みに入ってすぐに、市教育委員会施設課さんから3人の方が来て、数日かけて補修してくださいました。

本当にありがとうございます。
安全に、遊具で遊べます。
〈1月6日〉
4人の方が来てくださっています。
庭のタイルの剥がれも、修繕をお願いしています。ありがとうございます。

今日から、職員が出勤しています。
どうぞ、本を借りに来てくださいね。
・園長もいますので、冬休みにどんなに過ごしたのか、どんな本を読んだのか、お話しもしてくださいね。
〈1月4日〉
・園は、おだやかな、変わらぬスタート。
うさぎの掃除と餌やり。国旗をしまう。郵便物の整理。

園で行った行事は、1つ1つ職員会議を持って反省をしています。反省と言えば、悪い事のイメージですから「振り返り」というのが正しいのかもしれません。
2学期行事では、〈生活発表会〉が大きなイベントでしたから、その振り返りを一部紹介します。
〈会の持ち方〉
・会の持ち方「場所」「内容」等は、来年の夏休みに決定する。
(学級の人数、コロナ禍の状態等、今からではしっかりと決められない。)
〈子供たちの成長〉
・劇がやりたいという子供たちの声があった。練習をしていく中で、「前より良くなったのはどこだ」と、認め合う機会となり、友達のいいところを見つけてくれる機会であった。結果として、子供一人一人に自信がついてきて、一人一人声が大きくなってきた。自信がつく機会であった。
・「楽しかった」、「やり遂げた」といういろいろな感想を子供たちが話していた。
・家の人からも、ほめてくれたことを伝えてくれた。家の方にも、認めてもらう機会となった。
・練習していく中で、どんどん「やりたい」という気持ちが大きくなり、練習に主体的に取り組めるようになってきていた。クラスとしての成長が見られた。
・クラス全体で活動する時間が増え、「みんなと活動するのが楽しい」とか、友達関係も広がる、良い機会であった。
・子供は、伸び伸びとしていたし、楽しく取り組めていた。保護者に対して、頑張っている過程を知らせることをもっと大事にすることが必要だと思った。
・発表会までの練習で、「もっとしたい」という子が増え、毎日友達と関わる活動を楽しむことが多くなってきた。日々の練習の過程が楽しめていた。
・みんなで活動することで、友達ができてきた。普段の遊びにも、みんなで一緒にしようと、いろんな友達と一緒に遊べるようになってきた。みんなで活動することが、認め合う機会となった。
・2つに割ったことで、少ない人数で劇の役を受け持ったことで、プレッシャーもあるが、みんなからほめてもらう機会となり、自信ができてきて、頑張れていた。
・子供たちが、自信を持ってできてきた過程が素晴らしかった。
・普段の活動でも、友達の発表を見たり、聞いたりする力ができてきた。
・5歳の劇を見て、感動する経験になった子がいた。
〈園長のまとめ〉
・子供にとっては、1日1日が楽しい遊びの時間。生活発表会の日々の練習も毎日が「生活発表会遊び」。日々の練習を生活発表会遊びとして楽しく過ごさせてくれたことがありがたいです。
・それぞれの行事をどのように、子供の成長材料にしていくのが、教師の役割。教師の力量。
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どの行事も、個々の子供にとって、また、クラス集団にとって、どのような成長が見えたのかを、常に教師は振り返っています。そのことによって、中之島幼稚園の教師全員が、子供への見方・考え方の学びあう機会となり、教育の方向性(ベクトル)も一つに重なり、連携した教育ができていくものと思っています。この振り返りの会においても、全員の職員が発言していることも大変ありがたいことです。
※発表会へのご協力ありがとうございました。
コロナ禍の行事で、いろいろな制限の中での会でした。しかし、子供の成長は、しっかりと見られた会だったと思います。
今後とも、いろいろな園行事について、ご協力を頂きながら、すすめていくことになります。
よろしくお願いいたします。
今年度一年続けてきた、ささいなこと。そして、最終日まで続けること。
・毎朝、校門付近の清掃を職員全員でする。
校門・玄関付近、園の塀ぞいを常にきれいな状態に保ち、毎朝子供たちの登園を待ち受ける幼稚園にする。
・毎朝、園舎の周り、園の塀沿いの周りを歩き、安全を確かめる。
安全点検として、歩いている。園の周りの歩道付近には、必ずといっていいくらい、たばこの吸い殻や、時々空き缶等もある。園の周りの場を整えて、一日をスタートできるようにしたい。
・感染症予防対策に心掛ける。
手洗い・毎朝の検温・マスクをつける。全職員で、毎日の当たり前を大事にし、園に感染症が入り込まない安全な場所に保ちたい。
・安全確認の眼を持ち、1日一回は、各保育室を回る。
保健の教員にも、一日一回各保育室の換気等を確認するよう回ってもらっている。たくさんの眼で、見守ることを大事にしたい。
「先生方が、常にしっかりと安全を守る眼を持ち、指導してくれているから、大きなけがなく、子供たちが安全に過ごすことができている」という話を、職員にしています。そのような意識が本当に大事だからです。
職員全員で、不断の努力をし、安全・安心できる幼稚園をつくっていきたいと思います。
あけましておめでとうございます。
旧年中は、幼稚園教育にご支援・ご協力頂きまして、本当にありがとうございました。
今年も教師一同力を合わせ、子供たちの幸せのために、しっかりと活動していきたいと考えています。
変わらぬご支援よろしくお願いいたします。
中之島幼稚園教師一同
※園長の仕事始め
1月1日 国旗掲揚と、餌やり

うさぎさんにもお正月ですから、少しだけ、柔らかい大根葉っぱも!
おいしそうに食べています。
うれしいことです。
園の近くの、園芸屋さんが、「残ったものですが、今植えてくれたら、でますので!」と、届けてくれました。
たくさんのチューリップの球根です。
しっかりと、植えさせていただきました。

※蛇足ですが・・・
今年も、年の瀬・・・サンタが帰ったので・・・ツリーを片付けました。
サンタさん!本当にありがとうございます。
・・・そして、保護者の皆さん、職員の皆さん、ありがとうございました。
きっと、幸せを運んでくる、みなさんが、サンタさんです。
みなさん、ありがとうございました!
来年も・・・みんなのこころをひとつにして・・・素敵な、中之島幼稚園に!
よいおとしを!

