コロナ禍ということで、全体で集まる会は、今年はすべてやめています。
ということで、3学期始業式も、各クラスごとの始業式です。
~Nakanoshima Kindergarten~
園にはまた、今日から子どもたちの元気な顔がそろいました。今年はどんな1年になるのでしょうか?子どもたちの笑顔や成長が楽しみです。
お正月はどのようにお過ごしになりましたか?風邪など引かれなかったでしょうか?コロナ禍ですが、初詣やお正月の遊び、家族とのふれあい等、子どもたちにとって楽しい冬休みを過ごしたことだと思います。今年も皆様にとりまして、明るく笑顔で過ごせる日々でありますようにお祈りいたしますとともに、幼稚園教育へのご協力よろしくお願い申し上げます。
3学期は1年の締めくくりの学期です。3学期は、お正月の遊び(伝承遊び)をしたり、天気のいい日は、戸外に出て、かけっこ・縄跳び・鬼ごっこ・ボール遊びなどをしたりして楽しみたいと思います。年長さんにとって幼稚園最後の学期であり、年中・年少さんにとっては、進級するための準備の学期でもあります。生活のリズムを取り戻し、充実した3カ月にしたいと思っています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
■うちどくに、本を借りてください。
「うちどく」は、和歌山市全体でおこなっている取組です。
「本を読む子は、学力が高い」という調査結果もあります。
私も、そうだと思います。
本が第二の友達となるように、まわりの大人がその環境をつくって言ってあげたいと思います。
今年度から、毎日借りることができるようにしています。
①本を借りて、保護者自身でそのカードにお書きください。
・自分のクラスのカード入れに入れて置いてください。
・1日3冊までです。
②本を返すとき、かえした日にちをカードに書いてください。
※簡単なシステムですので、どんどん本を借りてくださいね。
■「うちどく」のすすめノートも配っています。ご活用ください。
なくなったり、使い終われば、園長に言ってください。新しいノートをお渡しします。
1.家の人が本を読み聞かせます
2.本について、感じたことを話します。
3.子どものひと言感想をおうちのひとが書きとめます。
(うちどくノートに、かきためてくだい)
※.よい本を友達にすすめてください。
※もちろん当然ですが、幼稚園の本でなくてもよいのです。
みんなで、本好きの子・賢い子を育てていきましょう。
3学期に向けて、もう一度、教師全員で共有したいことをメモしています。
教育講演会で、来てたお話の一部です。
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子どもから声をかけられたら・・・
10秒間、油のなべから目を離しても火事にならない。どんな忙しいことがあっても、子どもを10秒間なら見てあげられるでしょう。10秒間見てあげれば、子どもは納得します。10秒間の愛をいつも子どもにあげてください。
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「忙しい」とは、漢字で『心を亡くす』と、書きます。
確かに、毎日忙しい時間が過ぎますが、それでもなんでも・・・
子供から声をかけられたら、ちゃんと、顔を覗き込んで、話を聞くことを大事にしたいと思うのです。
「理解する」ことは、相手のいう事を「聞く」ことから始まります。
理解することなしに、教育は成立しません。
『2つの耳に、1つの口』と、よく言います。1つしかないのに、2つある耳をしっかり働かせず、1つだけの口をいっぱい使ってしまっている自分を反省したいと思います。
今年のスタートは、改めて初心に帰り、「2つの耳」をしっかり働かせ、子供理解に努めることを大事にしたいと思います。
幸せには、三つあります。
一番目は「してもらう幸せ」。
二つ目は「自分でできるようになった幸せ」。
三つ目は「してさしあげる幸せ」です。
人は、してもらう幸せをいっぱいもらって成長し、自分でできる幸せを味わって、最終的にしてさしあげる幸せを実践して満足します。幸せを分かち合いましょう。
子ども達が「自分でできるようになった幸せ」を感じながら、毎日を過ごせたら最高ですよね。
例えば、3歳では、給食を食べることが上手になってきました。いすに座ることも、毎日「ガマンする力が育って」きちんと座れています。「今日できるようになったこと」を親子で確認しながら日々をすごせたら、『幸せ』な1日1日ですね。
教師は、「してさしあげる幸せ」を感じられたら『幸せ』な1日となると、思っています。
・『こころは言葉や態度によって表さないかぎり相手に伝わらない』
山崎房一 「心がやすらぐ魔法のことば」(PHP文庫)より
好きな気もちがあっても、・・・いっしょにいて幸せを感じる心があっても、・・・やさしい気もちがあっても、・・・感謝の心があっても、・・・思いやりの気もちがあっても、・・・相手の幸せを願う心があっても、・・・自分の言動に表れなければ、相手に伝わらない
・言葉には力があります。どんな言葉を語るかがあなたの健康チェックポイントです。空は曇りでも雲の上にはいつも太陽があると思う人は、曇っていても心は晴れ。いつも心にぬくもりがあります。何よりもその人の言葉には人を癒す力があり、その人自身が力に満ちています。そんな言葉のトレーニングをしていきたいものです。
・言葉は実体を連れて来ます。消極的・否定的な言葉を使うと内側にそれを呼び込んでくるのです。ですから、言葉の達人はいつも肯定語を使います。
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1月12日から、3学期がスタートします。
学期初めの職員会議で、上のようなことを先生方に話そうと考えています。
まず、教師全員で、言葉と態度で伝えあい、園児、保護者とも、しっかりとみんなが幸せになるように「言葉のトレーニング」をしていきたいと思います。
そして、どんなときにも「肯定語」を使えるようになりたいものです。
・「廊下を走るな」とも言えますが「廊下は、歩こう」と、肯定語で話ができるのは、教師力が高いからです。「人間力」と言い換えてもいいと思っています。肯定語を常日頃から使おうと心掛けている教師ばかりですが、さらに「否定語」を「肯定語」に言い換えられる「人間力」アップを大事に、中之島幼稚園教育を進めていきたいと思います。
「きれいなところには、きれいなものが集まる。」
やさしいところには、やさしさがあつまる。
だいじにしたら、だいじにしたものがよってくる。
幼稚園も、環境として、きれいに保ちたいと、毎朝職員全員で、10分ですが、園の周りの清掃活動を続けています。園舎周り、園の塀周りのごみもとり、ゴミの落ちていない幼稚園にしています。きれいなものが集まってきてほしいものです。きれいな心も集まってくるのだと思います。
そして、やさしい家族や、やさしい先生に囲まれ、やさしい子供たちがあつまる、幼稚園としたいです。
「だいじにしたら、だいじにしたものがよってくる」も、本当に当たり前のことですが、もう一度、かみしめたい言葉に思います。友達を大事にしたら、友達がよってきます。本を大事にしたら、本が寄ってきます。
簡単な、やさしいたった三行のことだけど、年頭に当たり、もういちどかみしめたい言葉として、メモしておきたいと思います。
■付け足しですが・・・言葉遊び
幼稚園の子供たちの1年間の「変身ぶり」には、驚かれます。
自分で、制服をていねいにたたむことができるようになったり、遊び方も一人ずつの平行遊びから、友達と一緒に一つのことで遊べるようになったり。このような行動の変化もすごいのですが、言葉数も増えていきます。
言葉を聞きながら、自分のことばに取り入れていきます。だから、周りの言葉遣いまで、その子のことばとなっていくように思います。できれば、丁寧な言葉であったり、素敵な言葉が出るような、言葉環境も大事だなあと、思っています。
また、クイズや、しりとり、言葉遊びも大好きです。そのような言葉で遊ぶことによって、新しい単語を覚えたり、語彙を増やしていくのでしょうね。まさしく、幼稚園時代は、言葉をどんどん自分の中に入れ込んでいるような、大事な時間過ごしているように思います。
子供たちが、楽しくなる、言葉遊びを1つ紹介します。
1は いっちゃん イチゴが いっこ
2は にいちゃん ニンジン にほん
3は さんちゃん サンタが さんにん
4は しいちゃん シールが よんまい
5は ごうちゃん ゴリラが ごとう
6は ろくちゃん ロケット ろっき
7は しちちゃん シチメンチョウ しちわ
8は はっちゃん ハチが はっぴき
9は くうちゃん クルマが きゅうだい
10はじゅうちゃん ジュースが じっぱい
JA和歌山から、土と種を頂いて、大根とブロッコリを育てています。
その発育状況を見に来てくださいました。
少し、化成肥料をやった方が良いとか、土が湿った状態くらいに、水をやっておくこと等、指導をしていただきました。
野菜も、日当たりや、水のやり方、肥料のやり方で、育ちがずいぶん変わってきます。
教育と、本当に似ています。
どのように支援すればよいのか、まず「よく見て」理解し、相手に合わせて、お世話することの大切さが、育ちに大きく関わってきます。難しいことですね。
※12月終業式の日、園にできた大根を利用して、「大根と油揚げのおみそしる」をしました。
すごく大好評。こんなに子供たちが喜んでくれるのならと・・・・
1月21日「園で作った大根を使った給食」に決定!
子供たちは、先生が作った、愛情給食を喜んでくれるでしょうか。
お楽しみに!
どんな給食なのかは、12日にプリント配布する「1月の給食だより」を楽しみにしてご覧ください。