「今から避難訓練です!」

今日の避難訓練は、予告をせずに行いました。子供たちにも職員にも、もちろん、私(園長)も知らされていません。担当の先生が、子供たちの遊んでいる様子を見て、放送で知らせます。

「今から地震の避難訓練を行います」と、いきなり放送されると、大人でも一瞬、ドキっとします。

それでも子供たちは、この一年を通じて計画的に避難訓練を行ってきたことで、放送内容を聞き、なんの訓練なのか、その時の約束は何だったかをしっかりと覚えていて、近くの先生のそばで、ダンゴムシのポーズをとりながら、揺れをおさまるのを待ちました。前回の反省点だった、遊具に登っている子供たちも、揺れている間は、無理に降りるのではなく、何かにつかまって待つことが出来ていました。

避難訓練は、子供たちだけではなく、職員の訓練でもあるため、無予告にすることで、避難経路の確認であったり、避難誘導の仕方などを再確認することができます。

幼虫さんたち大丈夫・・・?

かぶとむしの飼育ケースから、たくさんの虫がでてきました。

もしかして・・・幼虫くんに何かあったのかも・・・と、心配になった子供たちは、一度、ケースをひっくり返してみました。「よかった!!」「みんな元気」幼虫たちの無事を確認しました。

みんな元気に育っていて、秋に見たときよりも少し大きくなっていました。

3歳児ばら組さんも、「元気でよかった!!」「よしよし」と、優しくなでてあげていました。

しばらく幼虫たちと遊んで、「じゃあ、またね」と、そっと土に戻してあげていました。

幼虫さんも寒いから・・・風邪ひかないでね?

小学校へ行ってきました!

5歳児もも組が小学校へ見学に行ってきました。1年生の道徳と算数の授業を見せていただきました。子供たちも、小学生の真剣な表情を見て「お兄ちゃんの勉強している姿、かっこよかた!!」と、小学生の姿に感動したようでした。

そのあと、職員室も見せていただき、担任の先生から「学校の先生は幼稚園よりもたくさんの先生いるね。困ったことがあれば優しく教えてくれるからね」と、教えてくれました。

ちょうどその時、教頭先生が「こんにちは、みんな待ってるからね」 と、声をかけてくださいました。

小学校の先生に声をかけてもらい、少しドキドキしましたが、少し安心もしたようでした。

給食室のところでも「ここで、みんなの給食を作ってくれてるんだよ」と、教えてもらい、子供たちも「いい匂い」と、「美味しそうだね」「ここで作ってるんだ~」と、興味深々でした。

幼稚園生活が終わりろうとしている今、子供たちは、小学校への希望と少し不安に思う気持ちと入り混じっています。今回の小学校見学で、自分の近い将来をイメージすることが出来たことで、不安だった子供も「小学校へ行くの楽しみ!!」と、感じているように思いました。

じゃがいもを植えてジャガイモ!?

園の畑に、3歳児ばら組さんと5歳児もも組さんが、じゃがいもを植えました。

「じゃがいもを植えたらジャガイモができるの?」「大根とかは、種だったのにね」「へんなの~」と、子供たちは、とても不思議そうでした。

先生のお話を聞いて、「芽が出てくるところ、見つけたよ」と、いいながら、植える方向を間違わずに植えていました。「土のお布団もかけてあげないとね」「見えていたら、寒くて風邪ひくよ」と、土をそっとかけていました。「はやく、出来たらいいのにな~」「はやく大きくなって~」と、楽しみにしている様子でした。

みんなが一つ大きい学年になったころ お楽しみにね。?

幼稚園に雪がつもってる!!

昨日は特に寒い朝でしたが・・・

登園してからすぐ「幼稚園にも雪あるかも~」と、5歳児が園庭に飛び出しました。

「ここにある!!」「ゆきつもってるで」積もっているというほどではない量ですが、子供たちには、とても貴重な量の雪です。「雪だるまつくれたらいいのにな~」「わたし、ミニミニのんつくれたよ」

「ここの雪はきれい」と、ブルーシートにたまった雪を集めています。「ここの雪もきれい」と、タイルに積もっている雪をかき集めようとしていますが、「ここの雪はひっついててれないや」「なんで?」と、不思議がっている子もいました。タイルに雪が凍りついてしまっていたようでした。

「氷もできてる!」「前はここの氷凍ってなかったのに今日はカチカチ!!」「お花も凍ってる!」お花入りの水もきれいに凍っていました。「ここの氷、前よりごっつくなってるよ」「前はうすかったのにね」以前に出来ていた氷の厚さの違いも発見していました。「雪も一緒にお水にはいったからちがう?」「お水に雪がはいったら、とけるで」「雪が積もって、水槽が冷たくなって凍ったのかも」

幼稚園で友達と一緒に自然事象を経験することで、「なんでやろ?」と、疑問に感じ、それを友達と共有して「たぶんこうじゃなかと」と、推測したり、考えたりする機会はとても大切だと思います。

和歌山ではこのような体験が本当に貴重だと感じました。

 

はっさくが ひとつだけできました

「せんせい~このみかんたべてもいいですか?」「給食の時に食べたいんだけど」と、園で、一つしか実らなかった八朔をもって職員室に相談にきてくれました。しかし・・・八朔は、一つだけ。 「どうやって、分けたらいいのかな?」と、聞くと、少し考えてから、「う~ん うすぎり!!」近くにいた友達は、「そんなん、味しないよ」「ケーキの形に切ったらどう?」なかなか、いい考えがうかびません。「一回、お部屋にもって帰って、みんなに聞いてみるわ」と、クラスで相談することになりました。

さて、クラスの話し合いでは・・・「まず、皮をむいて・・それから、ふくろがいっぱいあるから」「でも、10こぐらいしかないで」「うーん、足らんなあ」「わかった、そのひとつの袋をまた半分かもっと小さく切ったらどう?」「それなら足りそう!」ということで、今日の給食のときに先生が子供たちの目の前で切り分けました。みんなで分けると、ほんの少しになってしまいましがたが、あの一つの八朔をみんなで分けられたことにとても満足しているようでした、お味は・・・「ちょっとすっぱい~」「でもいい匂いするよ」

はじめて食べた子もいて、みかんにも色々な味があることを発見したようでした。

 

 

おひなさまをかざりました

「これはなに~!?」登園してきた3歳児の男の子達は、赤い毛氈がひかれた階段を見て、びっくりしています。

5歳児がやってきて、「これね、おひなさまやで」「一緒にかざろう!」と、誘ってくれました。

登園してきた子が次々に集まって、おひなさまを飾っていきます。4歳児の女の子達も自由に飾っていきます。「この女の子(三人官女)はなにをもったらいいのかな」「太鼓にしてあげようっと」「お帽子みたいな形があるから、男の子にかぶせたらいいんじゃない」「このひげのおじいさんには・・・・」と、みんな、好きな道具をもたせてあげていました。すると・・・5歳児の女の子が「あのね、みんな持つものが決まってるんだよ」と、お雛様のかざっているパンフレットを見せながら教えてくれました。

みんなで、相談しながらどの場所に飾ったらいいのか、持ち物は何か、見比べながら、飾っていきます。「シンデレラがのる馬車みたいのあるよ」「この箱(箪笥)はなにかな?」「鏡もあるよ」お道具にも興味深々です。

今の子供たちとっては珍しいものばかりです。

「出来上がって、みんな楽しそう!!」「ほんと、嬉しそうだね」 みんなで、飾ってくれたので、きっと、お雛様もにこにこ笑顔になっていることだと思います。

日本の伝統行事に参加したり、親しみをもったりすることは、幼児期にとってとても大切な経験です。

園でもこれから、桃の節句について、子供たちがより親しみがもてるようしていきたいと思っています。

 

氷できてたよ!!

「今日はできてるかな」氷探しをはじめた4歳児。「え~わたしのは凍ってないよ」と、残念がっています。

「ここ!ここ!凍ってるよ」と、向こうの方で声がしました。すると、土にかぶせているブルーシートにたまった水が凍っていました。「キラキラしてるね」お日様にかざして「お空の色が見えるよ」

そのころ、5歳児も砂場の上のブルーシートの氷を見つけていました。

「ここにもある!」「ほんまきれいやな~」しみじみと眺める姿も。「ここの氷がふっといよ」「ここはうすーい」「なんで、同じブルーシートの上なのに、どうして、凍るところと凍らんところがあるんかな~」「なんでやろ??」「こっちの方が土が冷たいからな」「水が多すぎやから?」と、推測する力もついてきています。自然に子供が主体的にかかわることで、「どうしてこうなっているのだろう」と、思いめぐらすことは子供の探求心を芽生えさせる機会になっています。

 

「おには~そと~!!」

今日は、節分です。

だいぶ前から、子供たちは自分の作った鬼のお面をかぶって楽しんでいる子もいました。

今日は、そのお気に入りのお面をかぶりなから、豆まきです。4歳児は、お豆の入れ物に鬼を飾りつけました。

先生から、節分の絵本や紙芝居を読んでもらい、自分のおなかにいる『泣き虫オニ』『夜遅くまで起きているオニ』『いやいやオニ』『おこりんぼオニ』などを追い出すことにしました。

5歳児のクラスでは、2月3日に豆まきをするのはどうしてなのか、立春のお話も教えてもらっていました。

「おには~そと!!」元気なかけ声で、豆をまきます。勢いよく、大きな声で豆をまいたので、きっと、悪いオニたちは「こりゃ、たまらん!!」と逃げ出したことだと思います。

幼稚園の玄関には、いわしの頭とひいらぎの葉をかざりました。5歳児は、「昨日、先生に教えてもらったよ」「このはっぱで、鬼をやっつけるんだよ」と、教えてくれる子もいました。「この、魚のにおい くさい?」「ぼくには、おいしそうな匂いだけどな~」「オニは、この匂いがきらいなんだね」「でもこれで、幼稚園にも、オニはこないね。」

このように、日本の伝統的な行事に関心や親しみをもつことは、幼児期にとって大切なことです。このような行事を通じて情操豊かな子供を育てていきたいと思っています。

 

 

こおりができてる!!

小学校のビオトープにお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが集まっています。

「何みてるのかな?」5歳児は気になるようです。「何みてるのか、いってみたい」

5歳児もも組が、いってみると・・・「こおりがある!」「どこどこ?」でも、手が届きません。あわてて、園に帰って、長いシャベルをもってきました。「きれい~い」「とうめいだね」

「うす!!」「すぐにわれちゃうう」「いいなあ~学校だけこおりあって」と、うらやましそうでした。

同じころ園の中にいた小さいクラスの子供たちが、騒いでいます。・・・「これ。ガラスじゃない?」「あぶないよ」「え?こおりだよ」「ちがうよ」あまりにも透き通っていたので、ガラスと間違えている子もいました。

「あたしも、あんな氷ほしいな」「こおりできるように、お水おいておこうよ」

「どこにおこうかな」置く場所を迷っていましたが、お水がひっくりかえらない石碑の台のところにおいていました。

明くる日・・・「こおっているか、楽しみ!!」と、登園してすぐに見に行く子も・・・

「まだ、お水のままだった・・・」「もうすぐこおるかもしれないから、このままおいておこうよ」と、氷になるのを楽しみにまっている子供たちです。氷ができたときの子供たち喜ぶ顔が楽しみです。

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