ひまわりの物差しづくり(5月21日)

ひまわりが育ってきました。「どれくらいの背の高さになったのだろう。」大人でもそう思うのですから、子供もきっと、ヒマワリの背の高さが気になるだろうと思うのです。

ヒマワリの高さがわかる「ひまわりものさし」を先生らが作りました。そして、ヒマワリのそばにたてました。ものさしをたてた5月21日の背の高さは30センチです。2本の物差しを立てました。2つのヒマワリで、どちらが高くなるのだろう。あるいは、1本枯れてしまったりしたらダメだから、という思いです。

ところで、せっかく2本のヒマワリの背の高さがくらべられるのだから「どちらのヒマワリの背か高いかな」と、そばに掲示したらどうだろうと思いました。

すると、「その掲示をすると、背の高さだけに視点がいくのではないか。」「じっくりとそのヒマワリを見ようとする視点が薄くなるかもしれない。」「葉の大きさや、太さや、においなども感じてもらいたい。」と、先生から意見が出ました。「子供が、どっちが高いかなと、高さに興味が行ったときに比べっこできる。だから、『どちらが高いかな』の掲示は、いらない。」という結論となりました。先生方から学びました。高さ一つの視点でなく、いろんなかかわりをしてもらいたいものです。その先生は「そこが、教師の力量です」と、つけ足してくれました。嬉しい言葉、本当にそうです。

子供の興味関心をしっかり教師が受け止めることで、このヒマワリから五感を通して、子供が学ぶ「教材(教財)」となってくれるのだろうと思いました。

先生方が、力を合わせて「ひまわり物差し」を作り設置してくれたこともうれしかったです。みんな一緒に環境づくりをすることで、教師が学びあう機会となります。このようなことが、教師一人一人の力量となるばかりでなく、園の組織力となって子供の保育にかえっていきます。

蛇足ですが、3メートル50センチが、私の記録です。今年はそれを越すヒマワリを育てたいものだと、ひそかに思っています。

《5月21日の「ものさし作成」の様子》

 

 

 

 

 

 

<5月29日 ヒマワリの背は、50センチをこしています。

しっかりと、高くなってね!ひまわりさん!>

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