お部屋で、友達と一緒に並んで、何かを作っています。
横で作っている子の、素敵な色紙が欲しくなってきて、それをつかみました。当然、横の子もそれをつかんでいます。
先生は「ダメ」だけでは、すましませんでした。
「こっちもかわいいよ。こっちにすればどう」と、望ましい行動を具体的に提案したのです。子供も納得して、そちらの色紙を使って作り始めました。「ちゃんとごめんと言えて、自分で好きな色紙を見つけて使えて良かったね」と、その行為を認めてあげていました。
その場での望ましい行動を示し、子供の望ましい選択ができたことを認めていく「代替行動」を示し、認めていくことが大事だなあと、そこで学びました。
「ダメ」だけで終わっていたら、子供の学びになりませんね。
例えば、廊下を走っている姿をみかけても、「あくるんだよ」と、望ましい行動を提示し、そのようにしたら、それを認めていく。スリッパをそろえて脱げていないとき「こっち向きにスリッパをそろえておくと、次の人が使いやすいんだよ」と、代替え行動を示す。そして、そうできたら認める。
選択し望ましい行為・行動ができたことを、ほめてあげたり、認めてあげたりすることで、子供は、自尊心を持つきっかけともなるのではないでしょうか。
単に「怒る」でなく、どうすればよいのか「代替行動」を示せる人に、なりたいですよね。