園で行った行事は、1つ1つ職員会議を持って反省をしています。反省と言えば、悪い事のイメージですから「振り返り」というのが正しいのかもしれません。
2学期行事では、〈生活発表会〉が大きなイベントでしたから、その振り返りを一部紹介します。
〈会の持ち方〉
・会の持ち方「場所」「内容」等は、来年の夏休みに決定する。
(学級の人数、コロナ禍の状態等、今からではしっかりと決められない。)
〈子供たちの成長〉
・劇がやりたいという子供たちの声があった。練習をしていく中で、「前より良くなったのはどこだ」と、認め合う機会となり、友達のいいところを見つけてくれる機会であった。結果として、子供一人一人に自信がついてきて、一人一人声が大きくなってきた。自信がつく機会であった。
・「楽しかった」、「やり遂げた」といういろいろな感想を子供たちが話していた。
・家の人からも、ほめてくれたことを伝えてくれた。家の方にも、認めてもらう機会となった。
・練習していく中で、どんどん「やりたい」という気持ちが大きくなり、練習に主体的に取り組めるようになってきていた。クラスとしての成長が見られた。
・クラス全体で活動する時間が増え、「みんなと活動するのが楽しい」とか、友達関係も広がる、良い機会であった。
・子供は、伸び伸びとしていたし、楽しく取り組めていた。保護者に対して、頑張っている過程を知らせることをもっと大事にすることが必要だと思った。
・発表会までの練習で、「もっとしたい」という子が増え、毎日友達と関わる活動を楽しむことが多くなってきた。日々の練習の過程が楽しめていた。
・みんなで活動することで、友達ができてきた。普段の遊びにも、みんなで一緒にしようと、いろんな友達と一緒に遊べるようになってきた。みんなで活動することが、認め合う機会となった。
・2つに割ったことで、少ない人数で劇の役を受け持ったことで、プレッシャーもあるが、みんなからほめてもらう機会となり、自信ができてきて、頑張れていた。
・子供たちが、自信を持ってできてきた過程が素晴らしかった。
・普段の活動でも、友達の発表を見たり、聞いたりする力ができてきた。
・5歳の劇を見て、感動する経験になった子がいた。
〈園長のまとめ〉
・子供にとっては、1日1日が楽しい遊びの時間。生活発表会の日々の練習も毎日が「生活発表会遊び」。日々の練習を生活発表会遊びとして楽しく過ごさせてくれたことがありがたいです。
・それぞれの行事をどのように、子供の成長材料にしていくのが、教師の役割。教師の力量。
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どの行事も、個々の子供にとって、また、クラス集団にとって、どのような成長が見えたのかを、常に教師は振り返っています。そのことによって、中之島幼稚園の教師全員が、子供への見方・考え方の学びあう機会となり、教育の方向性(ベクトル)も一つに重なり、連携した教育ができていくものと思っています。この振り返りの会においても、全員の職員が発言していることも大変ありがたいことです。
※発表会へのご協力ありがとうございました。
コロナ禍の行事で、いろいろな制限の中での会でした。しかし、子供の成長は、しっかりと見られた会だったと思います。
今後とも、いろいろな園行事について、ご協力を頂きながら、すすめていくことになります。
よろしくお願いいたします。