幼稚園は、根っこを養う教育(10月21日)チューリップ球根植え

チューリップを園の入り口に植えました。子供たちの自由遊びの時間です。周りに子供たちが寄ってきてくれて、みんなで植えました。

春にチューリップが花を咲かすのが楽しみです。

人は、未来を想像できます。チューリップを植えるときに、春になって花が咲くこと想像しながら植えられるから、楽しいのでしょうね。教育全てが、そのように思います。

幼稚園では、大きくなって子供たちの持っている可能性の花が大きく咲くように、教育目標をかかげ、根っこを地面に伸ばす教育をしています。

ここで育った子供たちは、きっと大きくなったら、自分らしい素敵な花を咲かせるのだろうと思い描き願えるから、大事な幼児教育を保護者の協力をいただきながら、楽しく、しっかりとしていけるのだと思います。

中之島幼稚園の教育目標は「心身ともに健康で、楽しく遊ぶ子供を育てる」です。

遊びは、強制された活動ではありません。主体的に、今をしっかり楽しむ活動です。遊びに没頭して楽しむ姿から、集中力・粘り強さが養われていたり、友達と一緒に遊ぶ中で、道徳の基礎である約束を守ることや、友達を大事にすることを学んでいたりします。幼児教育は「遊ぶことが、学ぶこと」です。

さらに言えば、幼稚園では、砂場であるとか、はさみであるとか、ねんどであるとか、手を使う遊びがたくさん入っています。『手は、突き出た大脳』と、言われます。指を動かしているのは、脳みそをしっかり使っていることになります。(ピアニストは、認知症の割合が少ないと聞いたことがあります。真偽のほどは、確認できていませんが・・・。私くらい老人になってきますと、草引きや、毛糸で編むというのも、脳を使っていて、指の運動としてよいと聞いています。)

また、幼稚園では、まだ、鉛筆で字を書くようなことはしていません(お店屋さんごっこ、お手紙遊び等の遊びの中で、字を書いていることは、あります。)。「書き言葉」でなく「話し言葉」の獲得が、とても大事なのです。豊かな言葉をいっぱいシャワーのように浴びると、豊かな話し言葉を獲得していきます。小学校までに獲得した語彙数が多い子供は、小学校以降の教科の学習にもスムーズに入れます。幼稚園では、絵本は毎日読み聞かせをしていますし、言葉遊びや、しりとりなども楽しんでいます。子供は、そのような中で、言葉を理解し・覚えていき、覚えた言葉の数が増えていきます。

もう少しいうと、「環境」が大事です。『孟母三遷』の例えもあるように、子供たちは、周りの環境の中で、育っています。どのような環境を創るか、大事です。中之島幼稚園の環境で言えば、人的環境ももちろんですが、素晴らしく広い砂場、蝶や、バッタのくる庭、柿・みかん・レモン・ビワ・キンカン等々の実のなる木、キンモクセイの花の香・・・。五感を刺激する環境の中で子供たちが、自由に遊んでいます。何気ないことですが、この環境がすごく良いように思っています。

また、ヒトは、人によって、人となります。子供たちにとっての初めての集団である幼稚園で、教師や友達との関りの中、3年間過ごすことにより、素晴らしい成長を見せてくれます。

幼稚園の子供たちは、五感に刺激を感じながら、日々素敵に成長していることを目の前で見せてくれています。

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