幼児の運動遊びの大切さ

《 運動あそび 》

幼児期の子どもにとって、運動遊びは成長に欠かせない大切なものです。健康な体の発達はもとより、豊かな心を育むものでもあります。

子ども達の体力と、運動能力の低下が指摘されています。子ども達の運動と遊びの環境はどのように変わってきているのでしょうか。
走る、飛ぶ、投げるといつた基本的な運動能力は最近の5歳児の運動能力は、25年ほど前の3歳児とほぼ同じだと言うことです。今の三年生の運動能力は、25年ほど前の5歳児と同じらしいらしいです。
子ども達の生活で劇的に代わったのは、家庭での過ごし方です。布団の上げ下ろし、正座、雑巾がけといった動きが激減しています。また、ゲーム機が普及する一方で、思う存分外遊びができる場所が地域からなくなっています。

さて、幼児期に多様な動きを繰り返し経験しているかどうかが、その後の体の発達に重要な影響を与えます。幼児期で当たり前と思うような動きを生活の中で繰り返し経験しておかなければ、当たり前のものとして、本人が身につけることができないのです。

遊びを通してこそ、様々な動きを見につけ、運動能力を高められることができます。特に鬼ごっこなどの動きに勝てるスポーツはそれほどたくさんないようです。特定のスポーツでなく遊びを通してさまざまな動きを経験していく方が、運動能力をバランスよく養えるようです。
運動能力を高める上で「のめりこむ」と言うのが重要なキーワードのようです。のめりこめば遊びの時間が増えて自然と運動量が多くなります。勝敗や順位がその場ではっきりするもの、友だちと一緒に力をあわせてできるもの、普段の生活では感じられない感覚を体験できるものなどが、「のめりこむ」要素があるようです。

遊びは、体だけではなく、心の発達にもよい影響を与えます。周囲の人々とのさまざまなかかわりの中で伸びていきます。遊びの中で子どもは友だちとのかかわりや行動への自信、さらに学びの意欲などを複合的に体験することができます。
また、たくさん遊べば、おなかが減りますし、たくさん遊べは夜はすぐに眠たくなります。遊びをしっかりすることで、生活習慣を整えることもできます。

・私は、「おにごっこ」が、全身を使ってするすばらしい運動と思います。

園庭で、汗を流しながら鬼ごっこをしている姿を見かけます。嬉しくなります。

このページのトップに戻る