□「幼稚園教育そのもの」を大事にする。
小学校の真似事を、幼稚園で取り入れることが接続ではありません。
小学校で「学び」につながる「学びの芽」を大事に、幼稚園教育そのものをだいじにする必要があります。
1.幼児教育の原理は、遊びにおける学びの芽生えにある。
・遊びの楽しさが幼児を動かす。
・作り出す遊びと寄り添う遊び。
・熱中し、集中する。
・身の回りのすべてについて遊びを通して感覚的に知る。
⇒体験や、遊びから「学びの芽生え」を大事に教育していきたいと考えています。
2.幼児教育の方法は、魅力的な環境を通しての保育にある。
・安心していられる。居場所をつくること。保育者に受け止められること。
・大人がやってみせる。保育者の振るまいが重要。
動機付け
※なるこを楽しそうに先生がふる。→子どもが興味・関心を持つ
・ものを置いて、誘発する。環境設定が基本。
・子ども同士が高めあう。子ども集団の持つ教育力。
・教師自身が、大事な環境。
⇒環境をつくる、その中で子どもが遊びながら様々なことを学んでいるのです。
環境にかかわり、人に関わることで、生み出される保育。
畑での活動。砂場で。保育室で。
図書室の環境。図書の時間
3.小学校に向けて・・「学びの基礎力」(学びの芽生え)を育てる。
知・・気づき・・関わるところから、おもしろいことや不思議なことなどに気づき、言葉にしていく力。
情・・興味・・・何についても興味を持って関わろうとする態度。→自己発揮・すべて遊びになる。
意・・自己調整・注意を切り替え、集中し、持続する力。→自己抑制
目的を持って行動するために、気持ちを調整する力。
ねばり強く取組、工夫する力。
⇒遊びは学びが合言葉です。「おもしろいことに気づくこと」「興味持つこと」「ねばり強く取り組むこと」これらが遊びの中で、十分に味わう学びの芽です。
4.学びの芽生えにおいて進めること
【集中性の芽生え】遊びに没頭して取り組む・・・遊びは集中力を育てる
【課題性の芽生え】遊びに熱中する中で、やってみたいことが明確になる。
【目的志向性の芽生え】遊ぶ中で実現したい事柄のイメージが生まれ、それを目指す。
【言語性の芽生え】気づいたことを言葉にして伝えあう。
【自覚性の芽生え】まわりでの変化や特徴に気づき、目的に向けて、それを生かしていく。
⇒集中力になったり、言語の基礎になったりします。
しっかり遊ぶことで、学びとなっていくと考えているのです。
・・・・・
さあ、楽しい楽しい中之島幼稚園に!
中之島幼稚園の教育目標は『心身ともに健康で、楽しく遊ぶ子供を育てる』です。
安全で、楽しく遊ぶことができる環境をつくり、そのような中で、子供は、笑顔一杯遊ぶ様子を見せてくれると思っています。