和歌山市立 西和佐幼稚園

5年生のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちと・・・②

きく組さんたちが幼稚園に帰って、準備をしている頃、5年A組さんたちは小学校の中にある田の土を一生懸命掘ってくれていました。

土を掘る人。「土固いなあ。」「たくさん、いるんかなあ。」

土をバケツや一輪車に入れる人。「どれに入れて運ぶ?」「リヤカーに直接入れたらいいんちゃう?」

それを運ぶ人。「重たいなあ。」「真っすぐ行くんやで。」それぞれの役割に分かれて幼稚園に土を運んでくれました。

幼稚園に着くと、

準備していたタライに土を入れ、「これくらいかなあ。」「もっと入れた方がいいと思うよ。」

そして、水を入れて、「こっちは、ホースで入れよか。」

「まだ、水いる?」「もうちょっと入れたら?」

次は、代掻きをする人です。「土を平らにするんやで。」「わかった。」

[スコップ使ったらいいよ。」

「よーし、準備が出来たので、稲を植えよう。」「みんなで持っていくでー。」

「こんな風に植えるんよ。」「わかった。」

5年A組さんと、きく組さんと一緒に植えました。知っている子は、友達に伝えたり、やり方を見せたりして、みんなで楽しそうにする様子が見られました。

こんなに上手に植えることが出来て、タライを置いた場所は、「ぼくらが学校へ来るときに、見える場所。」を選んだそうです。登下校時に、見てくれることだと思います。

「時々、見に来るね。」「水が汚くなったら変えないと。」「また、一緒に遊ぼうよ。」

こんな声をかけてもらって、「何かしたいことあったら考えといてね。一緒に遊ぼうね。」と、約束をしました。

「お兄ちゃん、お姉ちゃんありがとう。」「また、楽しいことしようね。」「うん。」

今回は、突然の訪問にも快く応えてくれて、5年A組の先生や子供たちには感謝の気持ちでいっぱいです。子供たちの気持ちが乗っているときの行動力にはとても驚かされました。

最初は、少し緊張気味のきく組さんでしたが、お兄ちゃんお姉ちゃんたちが優しく接してくれて、一緒に活動することで少しずつ気持ちも和み、楽しそうに活動する様子が見られました。これから、稲が生長する様子を一緒に見守り、米の収穫などに繋がっていけたらいいなあと思っています。小学校との交流を、子供たちが楽しく、職員同士が仲良くしていけるようにしていきたいと考えています。

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