和歌山市立 西和佐幼稚園

「鯉のこーちゃん」用水路の迷子の鯉のお話③

ある日のこと・・・

きく組さんが鯉にゴハンをあげた後、食べ残していた

ゴハンを網ですくってくれていました。

「ゴハン(の食べ残しやゴミ)をとるときは、鯉のいてないとこからとってあげて」

「こいー」

「こいー そっちへ行ったよ」

「ねえ この子 鯉のこーちゃんにしようよ」

「それいいね」

という会話の中から、「こーちゃん」という名前になりました。

こーちゃんはウロコに白いモヤモヤが出来ていたのですが、

日に日にきれいになってきていました。

「モヤモヤついてるでなあ」

「ほんまやなあ」

「目もやで」

「あれ、ゲッコウセンっていうんやで お兄ちゃんが言ってた」

子供たちの中で、「鯉のこーちゃん」という名前もつき、

毎日の生活の中で、「こーちゃん」の存在が大きくなってきていました。

3歳児のたんぽぽ組さんも見にきています。

5月7日(火)の朝、

職員が出勤し、こーちゃんのおうちを準備していると、

生け簀の中にこーちゃんの姿はありませんでした。

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