和歌山市立加太幼稚園

中学生と一緒にさつまいもの苗を植えました

中学校2年生、技術科、栽培の単元の取り組みの一つとして「さつまいもの苗植え」を行う授業に幼稚園の子供たちも誘っていただきました。

”中学校のグランドに、2時間目の授業だから9時50分待ち合わせで”と技術科の先生から連絡をいただき、幼稚園の子供たちと先生たちで「楽しみだね!」「さつまいもの赤ちゃんを植えに行くよ」と、小学校の敷地を通り抜け、中学校まで行きました。

中学校2年生のお兄さん・お姉さんたちは、幼稚園の子供たちが『さつまいもの苗植え』に楽しく取り組めるように、事前にいろいろと考えて準備をしてくれていました。

まず、わかりやすい図を用意して、植え方を説明してくれました。

どのくらい土を掘ればよいのか、目安になるように10センチがわかる札のようなイラスト付きのカードも準備してくれていました。

説明が終わると、早速お兄さん・お姉さんとグループになり、グループごとに苗を植え付けていきました。

「もうちょっと(土を)掘った方がいいかな」

「こうやって、寝かせて植えるんだって」

「うん!うん!いい感じ!」

優しく声をかけてくれるお兄さん・お姉さんとすっかり打ち解けて、お兄さんの膝の上に腰掛けるように座らせてもらっている3歳児さんの姿が見られました。

授業を見に来ていた中学校2年生の担任の先生が苗植えに挑戦していると・・・4歳児さんがそっと側に行って自分と同じように植えているか・・・中学生のお姉さんと一緒に見守ってあげる姿も見られました。とてもかわいかったです。

幼小中一貫教育の取り組みの一つとして、子供たち同士の交流をどう計画していくか、子供たちの授業や活動の中にうまく組み込んでいけるようにと考えています。

今回、中学校の先生から、中学生にも幼稚園児にも無理なくできる活動を提案していただき、とてもよい機会になりました。安心して楽しそうに中学生と顔を見合わせながら活動する幼稚園の子供たちの姿が見られ、とても嬉しかったです。

少人数の園のため、どうしても、人との関わりが固定化されてしまいがちなので、このような機会を大切にしたいと思っています。

中学生も「(年下の)兄弟いてないからどうしようと思ったけど・・・(一緒に活動できた)」と話してくれたり「めちゃくちゃかわいい」と何度も言いながら活動してくれたりしていて、とても嬉しく思いました。

中学校の技術科の先生、2年生の皆さん、一緒に授業に参加してくださった先生方、校務員さん、ありがとうございました。

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