園庭で5歳児が遊んでいると「みんな!でこぼこ探検隊、一緒にしよう!」と図工の授業中の小学生が誘ってくれました。
校舎内にある凸凹を見つけ、紙に模様をとって、たくさん集めていたのです。フロッタージュと呼ばれる技法です。
「えっ、いいの?やりたい!」と興味津々の5歳児に、小学校の先生が紙と鉛筆を貸してくれ、でこぼこ探検隊の仲間入りをしました。
「ここにもでこぼこある!」「あの天井にもあるけど高くて届かないな」「ねえねえ、その丸い模様どこにあったの?」と小学生に混じって身近なでこぼこを夢中になって探す姿が見られました。
はじめは鉛筆の使い方が難しそうだった園児たちも、小学生の姿を真似て「できた!」と嬉しそうに鉛筆で模様を浮き出せるようにもなりました。
その後は、1年生の教室で、一緒に振り返りの授業も受けさせてもらいました。
机も小学校の先生方が隣の教室から急遽運んでくださいました。
模様を切ってのりで画用紙に貼り付けて、互いの作品を見合いました。
小学生の作品を「すごい!」とじっと見つめる幼稚園の子供たち。こうした自然なかかわりの中で、小学生への憧れや期待に繋がればと思います。
温かく受け入れてくださる小学校の先生には、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も、このような幼小の自然なかかわりを大事にしていきたいと思っています。
1年生のみんな、先生方、いつもありがとうございます!