本校の玄関の奥にこのようなプレートを飾っています。
これは「ユネスコスクール」に加盟したときに贈られたものです。
ユネスコスクールとは?
1953年、ユネスコ憲章で示されたユネスコの理念を学校現場で実践するためにASPnet(Associated Schools Project Network)という国際的なネットワークが発足しました。このASPnetへの加盟が承認された学校を「ユネスコスクール」といいます。世界182か国で11,500 校以上がASPnetに加盟して活動しており、日本国内では、 1,120校の幼稚園、小学校・中学校・高等学校及び教員養成系大学がこのネットワークに参加しています。(2019年11月現在)
またユネスコスクールは、ESD(持続可能な開発のための教育)の推進拠点校としての役割も担っています。本校も「ユネスコスクール」としての活動を随時ホームページに更新していきます。
ESD(持続可能な開発のための教育)とは?
持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)は、持続可能な社会の創り手を育むため、現在社会における地球規模の諸課題を主体的に捉え、その解決に向け自分で考え、行動する力を身に付けるとともに、新たな価値観や行動等の変容をもたらすための教育です。
ユネスコスクールの目的と活動テーマ は以下の通りです。
1.ユネスコ憲章と国連憲章に通ずる理念として、基本的人権の尊重、人間の尊厳、ジェンダー平等、社会的進歩、自由、公正、民主主義、多様性の尊重、国際的な連携などを推進すること。
2.ユネスコの任務である教育・文化・科学・コミュニケーションの分野における平和のための国際協力に資する「アイディアの実験室」として、組織や人材の能力開発と政策やモデルの構築に貢献するために、国際間・地域間協力を進めること。
3.斬新で創造的な教育手法を開拓し、グローバルな概念を学校レベルの実践に落とし込んで実験的機能を果たすことにより、教育制度や政策の変化を促すこと。
4.国際ネットワークの一員として、同じような志を持つ世界中の学校と知見を共有し、パートナーシップを育むこと。
5.国際社会の構成員であるという意識を持ち、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献すること。特に、SDGsの目標4(教育)に関連して重点的に取り組むこと。
令和5(2023)年度の主な学習内容
国際理解として、ベイカースフィールド市との交流、文雅小学校(台湾)との交流をしました。
平和学習として、和歌山大空襲などを学習しました。
令和6(2024)年度の主な学習内容
国際交流~台湾・文雅小学校とオンライン交流会~
2024年12月12日(木)、台湾にある文雅小学校(Wen Ya elementary school)と7年生がオンライン交流しました。2学期から自己紹介カードを送り合うなど交流を深めていましたが、ついにこの日オンラインで交流できることになりました。
1組は和歌山市の魅力、2組は学校の紹介、3組は学校の一日紹介動画と「世界がもし100人の村だったら(If the world were a village of 100 people)」の群読を行いました。この日までに英語の原稿を作り、発音を練習し、リハーサルを繰り返してきた生徒たち。本番では、その成果を十分発揮し、ゆっくりと聞き取りやすい英語で伝えていました。台湾から反応があり、自分の英語が伝わった生徒は、自然と笑顔になっていました。
文雅小学校からは、台湾と日本の大きさの違いや小学校がある嘉義市(Chia Yi)の場所、地域の行事、学校のマスコットキャラクターなどをクイズ形式で伝えてくれました。どちらの学校にも独自の文化があり、その違いに面白さを感じた1時間でした。
生徒の感想では、「台湾と日本では違うことがたくさんあり、驚くことが多くありました。」や「リモートを通して台湾の子と話すことで、より海外への興味を持ちました。」など前向きな意見がたくさんありました。今後も文雅小学校との交流を深めていきたいと思います。