和歌山市立 吹上小学校

校区の概要

吹上地区は,和歌山城がある虎伏山の南に連なる砂丘 (吹上の峰)のふもとにあり,昔は『吹上の浜』と呼ばれていたところである。
当時この浜には白菊の花が咲き乱れていたようで,古今集にも,
『秋風に ふきあげにたてる 白菊は 花かあらぬか 波のよするか』
と詠まれている。
本校の校歌の一節にも,『白菊の花』ということばがあるのは,そのためである。

校区の大部分は,江戸時代には和歌山城の外堀の中にあり,武家屋敷があったところである。現在でも,戦災のまぬがれたところでは,戦前のおもかげがわずかに残っている。

校区の中央を南北に国道42号線が通っており,交通量が非常に多い。戦後いち早く堀止西に市場ができ,続いて昭和40年代に大手スーパーマーケットが国道をはさんで堀止東に進出してきたため買い物客でにぎわったが,現在はマンションに変わっている。校区内の商店街は,国道や主な道路に面している所だけにあって,一歩中に入ると住宅地となっている。

校区には,日本赤十字社和歌山医療センター,和歌山市保健所,和歌山西警察署,NHK和歌山放送局,銀行の支店,桐蔭高校,青陵高校等の教育施設,浄水場等の公共施設,警察官舎,製鉄会社の住宅等がある。

校区内には,遊び場,公園等の広場が少ない。したがって,子どもたちは,少ない空き地で遊んでいる状態である。

校区は昔から吹上地区に住んでいる人が多く,落ち着いた雰囲気にある。また,学校への思いが温かく,協力的である。教育については一般的に関心が高い。最近は,高齢者のひとり住まいが多くなり,高齢者交通安全モデル地域となっている。

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