朝9時から11時のゴールデンタイムには、自分の好きな場所で好きな遊びを楽しんでいます。時には一人で熱中して、時には友達と一緒に楽しむ様子が見られます。
築山で遊んでいた子供たちから声が聞こえてきました。
「ここ 深くなったなあ」「よーし、もっと掘るよー」
ゆり組さんと、きく組さんが一緒に穴を掘っています。
「ここが一番固いんだよね」「そうそう」
穴の中を下に掘り進めていると、土の固さを感じたようです。
外から掘り始めた子が「こっちからも掘るでー」と言って、中からと外から、両方から掘っていくことになりました。
「なかなか掘れないよ」「よーし、一緒にやったらいけるかも」
その後、何度も友達が入れ替わり、遊びに入ったり出たりしながら、「トンネル」のようなものを目指していたのかもしれないのですが、
その後、突然水を運び始めた子供たちがいました。
「ちょっと、これ持って」「いいよ せーの」
「重いよー」
みんなで運んで自分たちが掘っていた穴にたくさん水を入れていきました。すぐに浸み込んでいってしまうので、何度も入れました。
そして、出来たのが「温泉!!」だそうです。
園庭の中でも存在感がある「築山」
昨年、保護者の方々にたくさん掘り起こし、土をあげていただきとても高い山になりました。その山が今は少し固くなってきています。ホカホカにほぐした土も楽しく遊べますが、実は固い土もなかなか楽しく遊べるのです。その固さを利用して、昨日と今日は、掘った穴からトンネルを目指し、その後温泉が出来上がりました。子供たちが、入れ代わり立ち代わり遊びを進めていっても大丈夫なのです。なんだか楽しそうな遊び場になっているのでしょう。今日は、未就園児の子供たちも遊びに入っていましたが、みんな楽しそうでした。大きな山に守られて、子供たちがすくすくと育っているのではないかと思います。