1学期に植えたエダマメが、登園日にはまだ少しふくらみが足らず、ずっと畑で育てていました。2学期が始まり、エダマメを植えたきく組さんが、畑でぷっくりと大きくなったエダマメを見つけて、収穫してくれました。
「これ 採れるかな」



そこで、植えた子供たちが職員室に持ってきました。
「これ 食べたいです」「どうやって食べますか?」「塩で食べます」「塩ゆでしますか?」「そうです」「天ぷらにもしてほしいけど・・・」
そのやり取りの結果、塩ゆでをしてみんなでいただくことにしました。
「じゃあ、教頭先生 お願いします」と、一度は受け取ったところ、
「ぼく、作ってるところ見たい」「そうやな、見たいなあ」「じゃあ、少しお手伝いもしてくれますか?」「うん、やりたい!!」ということで、お手伝いをしてもらいました。
「エダマメを洗って、サヤの端をハサミで切ります」「出来る ハサミ持ってくる」
ハサミをよく洗って、消毒をして、切ってもらいました。
「こうやって 切りますよ」

「慌てないで、ゆっくりね」「うん、簡単にできるわ」
集中して、みんなで全部切ってくれました。
「次は、お塩を入れて、しっかりと揉んでください」
「これでいい?」「いいよ 上手上手」
「なんか、手がチクチクするー」「お塩がしみてるのかな」「よいしょ、よいしょ」
お湯が沸騰したので、みんなが塩もみをしてくれたエダマメを投入します。
「見たい、見たい」「どんなんかなあ」
「エダマメを入れてから、5分茹でます」「タイマーで測るよ」
「5,4,3,2,1,あと1分59秒!!」
「「ピピピピ、ピピピピ・・・」タイマーが鳴ったので、味見をしてもらいました。「お味はどう?」
「最高 美味しい!!」
「もうちょっと 味見しよかな」何度も味見をして、「美味しさ」の確認をしてくれました。
「じゃあ、ゆり組さんとたんぽぽ組さんにも持っていこう」「きく組さんもみんなで食べよう」「たんぽぽさん エダマメを食べますか?」「食べるー」

「ゆり組さん エダマメ食べる?」「食べたーい」
こちらもあっという間になくなりました。みなさん、エダマメ大好きなんですね。
さあ、きく組さんはどうでしょう。
「みんなで食べるから、真ん中に置いて」「順番に食べようよ」「たくさん とったらだめやで」
きく組さんは、みんなで口々に色々決めながら食べました。もちろん、、、あっという間になくなりました。
キュウリは冷え冷えキュウリに、ナスは炒めて、トマトはそのままで、数を数えてほしい人に配り、スイカはみんなで分け合って、本当にこの夏は、たくさんの夏野菜をみんなでいただきました。また、お土産に持って帰った物もありました。今回のエダマメが最後かな・・・
美味しい生活体験は、子供たちの心に残り、またやってみようと思う意欲につながると思います。今までもそうだったように、今年、きく組 年長さんがしてくれたことは、また、次のゆり組さん、たんぽぽ組さんにもきっとつながっていくことだと思います。
子供たちの生活に欠かせない食育も、幼稚園の遊びや生活の中で当たり前のように体験していけたらいいなと思っています。そして、自分がしたいこと、やってみたいことのきっかけになると嬉しいなと思います。