さて、今日は朝から少しざわざわしています。5歳児の子供たちは、登園するとみんなソワソワしていました。
「今日はカレーつくりの日」です。
前日からいろいろな準備をし、今日を迎えました。栽培、収穫、食べ物会議、買い物、そして今日はいよいよ作って食べます。
きれいにしてくれた手洗い場で、野菜をしっかりと洗います。
「ごしごし洗うよ」
「ちゃんと洗わないとね」
そこへ、3歳児のたんぽぽ組さんが見に来ました。
「ジャガイモを洗ってるんだよ」「ぼくも洗いたいなあ」「今日は僕たちが頑張るからね」
みんなで、ジャガイモ、ニンジン、タマネギを洗いました。
次は、ピーラー ニンジンの皮をむきます。
「ピーラーは危ないから、野菜を持つ手に手袋をするよ」「ピーラーを持つ手はそのままでね」
友達がしていることもみんなで見守ります。
先生と一緒に、または自分でしたい気持ちがあるので、とっても楽しかったみたいです。
皮をむいた後は、包丁で切ります。
「ぼく 出来るで 猫の手にして切るんやで」
「切るの難しいけど楽しい」
「ウインナーも切れるかなあ」「切れた!!」
材料が切れたら、炒めます。
炒めたら、水を入れてぐつぐつ煮込みます。ここは、私の役目でした。
「カレールーを入れられるようになったら放送でお知らせしてください」
「それまで遊んで待ってます」ということで、煮込みは任せてくれました。
時間が経って、いいにおいがにつられて子供たちは集まってきました。みんなでルーを入れるところを見て、「わー」っと大歓声でした。
「カレーのにおいする」
「いいにおい おいしそう」
3歳児も4歳児も集まってきて、カレーの香りとぐつぐつの音を味わっていました。
さあ、いよいよ いただきます!!
みんなはとっても嬉しそう。
「大盛にしてください」
「おかわり ありますか?」
「まだまだ たべまーす」
3歳児も4歳児も美味しいカレーをいただきまた。

「きく組さん、頑張ってくれてありがとう」
こんないい顔で「美味しかったー」と言ってくれました。
昨年度から、毎日畑の野菜の世話をし、収穫を楽しみにしてきたきく組さん。
数か月に渡って世話をし、話し合いをし、数日にかけて準備をしてきました。
育てることが楽しくなり、食べることの楽しみにもつながり、みんなが「美味しい」と言ってくれた喜びや調理の楽しさ、そして、また次の意欲へとつながってくれてらいいなあと思っています。
5歳児ならではの体験を楽しんだきく組さん。また、これからも楽しいことをたくさん見つけて過ごしていってほしいと願っています。