3歳児は、4,5歳児がしていることをよく見ています。
逆上がり版を使って逆上がりをしていたゆり組さんの様子を横でじっと見ていたたんぽぽ組さん。
何も言わずにずっと見ていました。
すると、横でまねっこを始めました。
何度もするうちに、ゆり組さんは板を使って
逆上がりが出来ました。
そして、ゆり組さんがいなくなった後、
たんぽぽ組さんが板を使って逆上がりを始めました。
一本橋を歩いていると、向こうからゆり組さんが来ました。
どうするのかな・・・
止まった瞬間、
ゆり組さんが、「じゃんけんしよう」と言ってじゃんけんを誘いました。
「うん」「じゃんけんぽん」「勝ったら進めるんやで」「負けたら戻るんやで」
その後、また一本橋を歩いていると、たんぽぽ組の友達が向こうにいました。
最後までとことこ歩き、
出会った瞬間「じゃんけんしよう」と誘いました。
3歳児の子供たちは、少しずつ周りの様子が見えてきているようです。
「幼稚園ってなんだか楽しいな」と、思ってくれたらいいなあと願いながら日々過ごしています。
自分の身の回りのことが少しずつできるようになり、生活に安心感をもてるようになってくると、
自ら面白いことを見つけ、不思議に思い、やってみようとする。そのようなことを、
今の3歳児から教えてもらっています。
3歳児の近くにいる4歳児、5歳児の友達の存在がどれだけ大きいものか。
4歳児、5歳児も自分たちがしてもらったことを、優しい話し方で3歳児に接してくれています。
また、先生たちの温かい雰囲気を感じているからこそ、子供たちが安心できるのかなと感じています。
まねっこを楽しみながら、様々なことを学んでいるのだと思います。