和歌山市立 西和佐幼稚園

なんで? かたまりが なくなったよ

昨日、園庭の築山を耕運機で耕しました。

大きな築山は おいておくと雨で固まり、表面が硬くなります。

昨日は雨上がりだったので耕しました。

いつもは ふわふわになるのですが、今回はふわふわと、土の塊がゴロゴロといった感じでした。

4歳児ゆり組の子供たちが 何やら山に登っては、おりてきていました。

「これにしよう」「これもいいでなあ」

「・・・」黙ったまま たらいの水の中に入れました。

「あれ?なくなった」

「えっ?消えた」

(子供たちにとっては)大きな土の塊が、水の中に入れて触っているうちに

消えてしまったようです。

「なんで?かたまりが なくなったよ」

そして、「見て こんなちっちゃい石が出てきた」

水に入れる前は大きな塊だったのに、

なくなってしまったり、ちっちゃい石になったりと、

不思議なことがいっぱいで 最初のうちは、みんなきょとんとした

表情で、自分の手のひらを見つめていましたが、すぐにそれが面白くなってきたようで、

「これはどうなるかな?」

「これは消えるかな」と言いながらお気に入りの塊を探し始めました。

「この辺にあるかな」

  

「なかなか とれやんな」

「おーい いいのあったでー」

「みんなで ためしてみよう」

最後には、3歳児のたんぽぽ組さんが たらいの中におもちゃをいっぱい入れに来ましたが

気にする素振りもなく、塊の実験が続いていました。

 

一見、「水遊びをしているのかな」「水の感触を味わっているのかな」など

見たままの様子でしか分からないことも、じっくりと子供たちの遊びの様子を見ていると、

動きや表情、つぶやきから見えてくることがたくさんあります。

何度も何度も繰り返すことで、その子なりに感じたことや気づいたことも

きっとあるはず。そんな場面を見ていけたらいいなあと思います。

そして、子供たちと共感出来たらいいなあと思っています。

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