10月28日(月)加太小学校のお兄さん・お姉さんと一緒に、加太おさかな創庫横で『魚つかみ』を5年ぶりに加太漁協の皆様・栽培漁業センターの皆様が実施してくれました。
3歳児は現地まで保護者の方と一緒に、4・5歳児は5年生に手をつないでもらっておさかな創庫に向かいました。
先月の稚魚放流で、互いに仲良くなった幼稚園児と5年生。「名前なんていうの?」「僕はね・・・」と自己紹介をしてくれたり「どんなお魚取りたい?」「タコもあるかなあ」と腰をかがめて幼稚園児の顔を見ながら話しかけてくれたり・・・しりとりをしながら歩いてくれた5年生もいました。
子供の足で30分ほどかかる道のりだったのですが、優しく気配りをしてくれたおかげで、楽しく話をしているうちに、あっという間に到着!
加太漁協の皆様にご挨拶をしてから、いよいよ『魚つかみ』が始まりました。
プールの中で泳いでいる魚を見て、どうしたらいいのかな・・・と悩んでいる幼稚園の子供たちに、ここでも5年生がすすんでサポートしてくれました。
「どの魚がいいん?」「この魚がほしい?」と声をかけながら、一緒に魚を取ってくれました。「自分らが取るんじゃなくて、幼稚園の子らが取れるようにしてあげよう」と5年生が自分たちで声を掛け合っていました。
交流を重ねていく中で、“幼稚園の子供たちに何をしてあげられるか。何をしてあげたら幼稚園の子供たちが嬉しいのか。”自分たちで考え行動してくれる姿がとても頼もしく、子供たちも職員も“ありがとう”の気持ちでいっぱいになりました。この“ありがとう”の気持ちが、お兄さんやお姉さんへの憧れの気持ちや、また自分たちより小さい友達への優しさにつながっていってくれるのでは、と思っています。
「お魚さん、いっぱい捕れた」と笑顔の子供たちでした。
翌日「昨日、お魚、フライにして食べた」「お刺身にしてもらったよ」と報告してくれました。
加太地区ならではの貴重な経験をさせていただくことができました。加太漁協の皆様、栽培漁業センターの皆様、ありがとうございました。