<令和6年度 河西便り 7月号① 和歌山大空襲>
〇今年は、太平洋戦争が終わって79年目の年となります。そして、1945年の7月9日の深夜から10日の未明にかけて、和歌山大空襲が行われた日です。
太平洋戦争は、今から1941年に日本がイギリス・アメリカに宣戦布告をして始まった戦争です。
この戦争におけるアメリカ軍機の日本への空襲は、1942年4月18日に東京を襲ったのを最初に、東京・名古屋・大阪など大都市への空襲がだんだん激しくなっていきました。
和歌山市も何度か空襲を受けていましたが、本格的な空襲は、7月9日の市内大空襲でした。約3時間の爆弾攻撃で、市街地は破壊され、多くの死傷者を出したといいます。
和歌山市は、昭和20年の戦災で、市の約70%を焼失し、市街地は燃えつくされました。和歌山市は、応急復旧するとともに、将来を展望した新しい和歌山市の建設を目指す『戦災復興計画』をつくり、明るく、文化的な都市に再建することにしました。
和歌山市では、毎年、7月9日に法要を開催しています。
戦争は、最大の人権侵害であり、『命の尊さ』や『互いの違いを認める大切さ』を改めて大切に思い、恒久の平和を願いします。