人権教育について

1 目 標

 生活のあらゆる場で基本的人権を尊重し、社会の中で起こる様々な人権侵害に気づき、毅然とした態度でそれに立ち向かおうとする人間を育てる。

2 努力点と取り組み

1)子どもの生活を知る
 ・ 生活態度や子どもの要求を知り、生活の中で起こる仲間はずれや人権侵害の具体的な事実を共通の問題として取り上げ、ねばり強くその解決をはかる。

2)人権を大切にする子どもを育てる
 ・ 互いに理解し、はげまし合える学級集団を目指す。
 ・ 人権に関する様々な問題を解決するため、文学教材・社会科・道徳・総合的な学習の時間などを通して人権意識を高める。
 ・ 学校外の生活においても、人権尊重の精神にそった行動ができるよう、保護者にも協力を求める。

3)教職員の研修
 ・ 人権教育に関する研究会・講演会に積極的に参加し研修に努める。。
 ・ 自らの人権意識を高め、豊かな人権感覚を身につける。
 ・ 子どもの姿を見つめ、具体的な取り組みを通して、指導内容を深め合う。
 ・ 同和問題,女性,子ども,高齢者,障害者,外国人等、社会の中の様々な人権問題についての正しい認識を持ち、人権意識の啓発に努める。

3 学年別 人権教育目標と内容
 学年  学 年 目 標  指  導  内  容
 1 なかよく助け合う子どもを育てる。 ・家族やまわりの人々に見守られていることを知り、自分を大切にすることができる。
・友だちのよいところを認め合うことができる。
・自分の考えが出すことができる。
・そうじや当番の仕事を一生懸命することができる。
・仲良く誰とでも遊ぶことができる。
 2 友だちと仲良くし、
助け合っていく子どもを育てる。
・自分の成長は、家族やまわりの人々の支えによることを知り、感謝の気持ちをもつようにする。
・友だちのよいところやがんばっているところを認め合う。
・自分の考えを伝えたり、友だちの考えを聞く力をもつ。
・係や当番の仕事を一生懸命にする。
・身のまわりの問題をみんなで話し合い、楽しく過ごせるようにする。 
 3 人権を大切にする子どもを育て
励まし合える仲間づくりをする。
・人の話をよく聞き、自分の考えをはっきり言う。
・人の気持ちになって考え、行動しようとする。
・みんなで力を合わせ楽しく活動する。
・生活の場における問題をみんなで考え、助け合い高め合う仲間づくりを目指す。
・人権問題について正しく理解・認識する。 
 4 一人ひとりを大切にし、認め合い、
身のまわりの問題に気づき、
みんなで話し合い、
解決しようとする子どもを育てる。
・家族やまわりの人々に見守られていることを知り、生命の尊さや生きる喜びを知る。
・文学教材などを通して、優しさや思いやりの心に触れる。
・基礎学力を身につける。
・みんなと協力して色々な仕事の大切さを知り、進んで働く。
・友だちを大切にし、身のまわりの問題に気づき、みんなで考え解決することができる。 
 5 学級内にある問題に気づき、
自分の問題として考え、
解決しようとする子どもを育てる。
・生命がかけがいのないものであることを知り、自他の生命を尊重する心をもつ。
・文学教材などを通して、優しさや思いやりの心に触れる。
・基礎学力を身につける。
・みんなで協力し、責任をもって、労働することの大切さ知る。
・学級の問題点を明確にし、みんなで解決する。 
 6 日常生活で起こる様々な問題を
みんなで考え、積極的に
解決しようとする子どもを育てる。
・体験学習や文学教材を通して、生命の尊さを感じとり、豊かな心情をもつ。
・身のまわりの差別や矛盾について、自分たちの問題として捉える。
・憲法学習,歴史学習を通し、民主主義と基本的人権についての問題を、生活の中の問題として考える。
・グループ活動を通して、互いに高まろうとする仲間意識をもつ。 

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