1.目標
・ 特別支援学級に在籍する子ども及び通常学級に在籍する発達の障害のある子ども一人ひとりの教育的ニーズを把握し、生活や学習上の困難を改善または克服できるようにする。
・ 全校児童に障害児(者)理解を深めていく。
・ 特別支援学級との交流をすすめる。
2.努力点
・ 子ども一人ひとりの可能性を見出し、その子に応じた指導をする。
・ 基礎的な能力を身につけさせるため、学習のつまずきを解明し、根気よく指導する。
・ 全児童、保護者に対し特別支援教育について正しく認識するよう啓発する。
・ 校内委員会を組織し、障害児等の指導について定期的に委員会または、全体会を開催し、その子らの生活態度をとらえ全体の問題として全職員が協力して取り組む。
・ 外部の関係機関と連携を図りながら、支援体制を整備する。
3.具体的認識
・ 個別の教育指導計画を策定し、適切な指導を工夫し実践する。
・ 障害児の発達を適切に援助するため、家庭との連絡を密にする。
・ 学級で気になる子の観察記録をとるとともに、家庭との連絡を密にして適切な指導をする。
・ 学級懇談や新人児の説明会等の機会に、特別支援教育について保護者に啓発していく。
・ 特別支援学級の聞級式をおこない、特別支援教育について全校児童に話をする。
・ 校内で研究授業を提案し、研修の機会をもつ。
・ 特別支援教育について研修をもち、理解を深める。
・ 健常児の障害児(者)理解を深めるために、道徳・学級指導等で計画的に取り組んでいくとともに障害児と健常児との積極的な交流を進める。
・ 健常児の障害児(者)理解を深めるために、校区にすんでいる特別支援学校に通う友達との交流の機会をもつ。
・ 全校の協力のもとに、特別支援学級集会を行い、障害児理解を深める。
4.ブロック別のねらい
特別支援学級の理解・障害児(者)理解の各ブロックの1年間のねらい
(低学年)
・特別支援学級を知る。
・障害のある子・学習の遅れた丁・などを差別することなく、みんなで仲良く助け合う学級集団を作る。
(中学年)
・特別支援学級についてそこに学ぶ子どもたちの悩みや願いを知りどんな接しかたをすればよいかを考える。
・特別支援学級の果たす役割について知る。
・一人ひとりが大切にされる学級・学年集団作りを考える。
(高学年)
・発達の道すじや障害について知り、だれもが直面している課題であることを知る。
・障害のある人やその家族の願いについて考える。
・特別支援学級や特別支援学校の果たす役割を知る。
・自分たちはどうかかわっていけばよいのかを考える。
・一人ひとりが大切にされる学級・学年集団作りを考える。
5.年間計画
学期 | 時 期 | こ と が ら | 交 流 | 機 関 |
1 | 4月 | 特別支援教育方針と特別支援学級入級児について報告 開級式 |
1・6年 | 部会・全体会 |
5月 | 障害児理解の研修 | 部会・全体会 | ||
(開級式を中心にして) | ||||
6月 | 障害児理解の研修 (入級児のことを知る) |
全体会 | ||
7月 | 気になる子どもの実態調査を依頼 | 部会・全体会 | ||
8月 | 来年度の特別支援学級についての研修会 | 全体会 | ||
2 | 9月 | 気になる子についての調査 | 3・5・6年 | 部会・各担任 |
9月 | 調査結果の報告と検討 | 部会・全体会 | ||
11月 | 特別支援学級集会を行う 入級指導 障害児理解の学習 |
就学指導委員会・特別支援教育部担任 | ||
12月 | 来年度の特別支援学級についての提案 | 全体会 | ||
3 | 1月下旬 | 来年度の特別支援学級編成 | 全体会 |
※ 入級対象児について、就学指導委員会で検討し、市の就学指導委員会に診断を仰ぐ。
※ 入級指導については、特別支援教育担当者と担任が協力して行う。
※ 入級児をめぐる問題があれば、部会・全体会をもち協議する。