麻しん(はしか)流行に伴う注意喚起
平素は、本校の学校保健にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。
5月1日現在、本県において麻しん(はしか)の発生はありませんが、沖縄県だけでなく全国的に麻しん患者数の増加が報告されている現状です。
麻しん(はしか)の感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染であり、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染すると90%以上の確率で発症すると考えられています。
また、合併症を起こす頻度が高く、脳炎は患者1,000人に1~2人の頻度で生じ、脳炎や肺炎を合併すると生命の危険や後遺症のおそれもあります。
今後、国内・海外の旅行等により人の移動が活発化するため、広範な地域において麻しん患者が発生する可能性がありますので、ご家族での旅行や修学旅行・校外学習等他府県への往来が予定されている場合は、次のことについて十分留意いただきますようお願いいたします。
- 行き先の麻しん等感染症の発生及び流行状況を確認する
- お子さまやご家族の罹患歴及び予防接種歴について、母子健康手帳等で確認する
※麻しん予防策としては、予防接種を2回受けることが最も効果的です。 - 麻しんにかかったことが明らかではない場合、予防接種を2回実施していない場合は、予防接種の副反応等も考慮した上で、積極的に接種を実施する。
※特に20~40代の成人に多くみられる感染症です。
※旅行1~2週間前には、予防接種を実施しておくこと。 - 旅行後、3週間程度は麻しん発症の可能性を考慮して健康観察をする。
- 麻しん(はしか)流行の注意喚起