和歌山市立 加太小学校

加太っ子 虫キッズ その12 アオマツムシ

夏も終わりに近づき、そろそろ秋の「鳴く虫」の季節です。夜になると木の上で「りーーーりーーーりーーー・・・・」と大きな声で鳴く虫がいます。アオマツムシです。日本にもともといたマツムシは草むらで「チン・チロリン」と鳴きますが、この虫は木の上で暮らします。ですから、マツムシが枯草の色に似せているのに対して、これは木の葉と同じ緑色です。もともとは外国の虫で、日本に入ってきてからは、こんな暮らし方をする虫が他にいなく、競争相手もほとんどなく、どんどん分布を広げていったと思われます。今では街中の公園や街路樹にもたくさんいます。

木をゆすると飛んで逃げていく様子が観察できますよ。
木をゆすると飛んで逃げていく様子が観察できますよ。

 

 

加太っ子虫キッズ その11 クロメンガタスズメ

学校での発生は今年で2回目です。スズメといっても小鳥ではありません。スズメガという仲間の大きなガですが、虫キッズはこんなガも平気でつかまえます。学校で栽培しているナスに発生します。黄色や、紫などきれいな幼虫は10㎝ほどに成長するまでに葉をほとんど食い尽くします。十分成長すると、土の上でコロンと蛹になります。このガは捕まえると「キーキー」鳴くので虫キッズは喜びます。この写真の個体は、どこにも傷がなく、鱗粉もほぼ完全についているので、おそらく羽化直後だと思います。

背中に人の顔のような模様があるので、メンガタという名前です。
背中に人の顔のような模様があるので、メンガタという名前です。

加太っ子虫キッズ その10 ヒラタクワガタ

加太地区は海で知られていますが、周りは山に囲まれています。それで多くの虫がいます。他の地域では珍しい虫も、ここでは「ふつう」であることも少なくありません。学校の庭にこんな虫がいることもあります。ヒラタクワガタです。今ではペットショップで高額で売られているくらい人気の虫です。たしかにかっこいい虫ですね。

大きなあごがかっこいいですね。
大きなあごがかっこいいですね。

加太っ子虫キッズ その9 アオドウガネ

変わった名前ですが、よく似たコガネムシにドウガネブイブイという、これも変わった名前の虫がいます。それに似ていて 緑色=あおい ので青いドウガネブイブイで、この名前になりました。以前、この辺りにたくさんいたドウガネブイブイは少なくなり、最近はこのアオドウガネばかりが目につくように思います。多くの種類の広葉樹の葉を食べます。

きれいな鈍いつやのある緑色をしています。
きれいな鈍いつやのある緑色をしています。

加太っ子虫キッズ その8 アヤムネスジタマムシ

聞きなれない名前だと思います。昆虫に興味のない方はほとんとご存じないでしょう。珍しいタマムシで、法隆寺の「玉虫のずし」に使われている普通の「タマムシ」とは違い、目立つ赤いすじがありません。写真では黄色っぽく見えますが、赤や黄色、角度によって緑や青、紫の輝きも見られます。この虫を採った子はもう高校生になっています。それから誰も採ってきません。この虫には逸話があります。この写真を撮影した直後に飛び立ってしまい、学校には標本は残っていません。唯一この写真が残っているだけです。この虫に限らず、当地区加太には他の地域では非常に珍しくなったものが何種類かいます。少しずつ紹介していきたいと思います。

せめてあと一回見てみたいと思っています。
せめてあと一回見てみたいと思っています。

加太っ子虫キッズ その7 オオシオカラトンボ

これはメスで、黒と黄色の模様です。オスは灰色なので、色の違いですぐに見分けられます。昔、このメスをムギワラトンボと呼んでいたことを覚えています。よく似たシオカラトンボがいますが、色が少し薄く、羽の付け根が黒くないことで見分けられます。どちらも普通にいますが、加太小学校ではオオシオカラトンボの方がよく目につきます。

ごく普通のトンボです。
ごく普通のトンボです。

加太っ子虫キッズ その5 ヒゲコメツキ

コメツキムシはどれも色が茶色やおうど色で、ほとんど模様もなく、体が細長く、みんなよく似ています。でもこのコメツキムシだけは一度見たら忘れないと思います。名前どおりの姿で、印象に残る特徴的なコメツキムシです。おもに海岸近くの松林に多く、加太では普通ですが、見つけるとうれし昆虫の一つです。

触角がこんなに立派な方がオスです。
触角がこんなに立派な方がオスです。

加太っ子虫キッズ その4 シロスジカミキリ

大きなカミキリムシです。幼虫は、雑木林のコナラやクヌギなどの幹の中で成長し、さなぎになります。成虫になったら幹を食い破って出てきます。その穴からしみでてくる樹液がまた多くの昆虫を集めるのです。この虫は自然豊かな雑木林がなければ生きていけません。「しろすじ」という名前ですが、すじは黄色です。でも死ぬと白くなります。

堂々としていて、カミキリムシの王様のようです。
堂々としていて、カミキリムシの王様のようです。

加太っ子虫キッズ その3 ニホンヒキガエル

虫キッズは昆虫に限らずいろいろな小動物も持ち込んできます。これは普通「ガマガエル」とか「ゴトヒキ」とか呼ばれるカエルです。一般的なカエルと違って田んぼなどの水辺には住みません。林の中や、畑の横の草むらなどでミミズや小動物をエサとして生活しています。昔はどこにでも普通にいましたが、今では環境の変化によってすみかが奪われ、

体じゅうにいぼいぼがあります。
体じゅうにいぼいぼがあります。

ほとんど見なくなりました。写真はまだ子どもですが、大きくなると大人の手のひらからはみ出るくらいになります。よく見ると愛嬌のあるかわいいカエルですね。

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