和歌山市立 有功小学校

いさおだより 平成24年度7月号

「ありがとう」

 雨の日や暑い日が続いていますが,子どもたちは,毎日,学習や運動,また,この時期にはプールにと元気に取り組んでいます。新しい学年でスタートした一学期も終盤です。この3ヶ月の生活はどうでしたか?毎日の小さな学習・体験の積み重ねが子どもたちを成長させます。どの子も成長してきているようでうれしく思っています。
 さて,ある日のことです。いつものように正門に立って子どもたちを迎えていると,一年生のある男の子が横断歩道を渡ろうと立ち止まっていました。東の方から大勢の高校生の自転車がやってきます。自転車を止めようと思ったその時に自転車の集団が一斉に停止し,その男の子に横断歩道を渡るように促しました。すると,その男の子は手をあげ自転車の方を見ながらごく自然に,心のこもった「ありがとう」という言葉を返していました。思わず,その子に「かしこいね」と声をかけ頭をなでていました。いつも見守ってくださっている地域の方もその場におられて,「本当に気持ちいいですね」と,お互い微笑みました。
 私たちは毎日,たくさんの人たちと言葉を交わしています。言葉を自由に使って自分の考えや気持ちを伝えることができるのは,私たち人間だけです。
 特に「ありがとう」という言葉は,私たちがとても好きな言葉です。子どもたちも,家や学校や地域などで,「ありがとう」と言ったり,「ありがとう」と言われたりすることがあると思います。その時は,お互いにいい気持ちになることでしょう。気持ちが晴れやかになって,やる気も出てきます。でも,反対に嫌な言葉を言われると悲しく暗い気持ちになります。ときには,しょんぼりしてしまい,何もかも嫌になることもあります。言葉が鋭い刀のように心を傷つけてしまうのです。
 人の心を温かくもし,また反対に,鋭く傷つけたりもする「言葉のちから」をよく考えて,言葉を使いたいですね。
 さて,後20日足らずで子どもたちが楽しみにしている夏休みが始まります。夏休みは子どもたちに与えられたすてきな時間です。子どもたちが思い出に残る貴重な体験をすることを願ってやみません。
 保護者の皆様も,児童自身が目標を立て,充実した夏休みが過ごせるよう,ご家族で話し合い,ご指導よろしくお願いいたします。
                                           (学校長 山本 和也)

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