<実施学年> 第2学年(男子57名・女子51名・計108名)
<実施期間>平成22年10月26日〜平成22年10月28日
<内容>
【取り組みの概要】
活動のねらい
「職場体験学習を通して、地域で働く人々の仕事に対する思いや仕事の厳しさなどを感じ取る。また仕事についての心構えや電話のかけ方、言葉づかい、態度などを学んだり、自分の進路や将来の夢や仕事について考えるきっかけとする。全体の指導計画キャリア教育を総合学習の中に位置付ける。」
22年度のおもな活動
5月 各事業所に受け入れ再確認・・・電話でキャリア教育オリエンテーション ゲストティーチャーによる講演
5月6月 6グループに分かれスキル学習 (挨拶・電話・マナー・手紙・文字・仕事)
6月 個人懇談で保護者にプリントを配布し担任より説明。生徒に希望調査を実施
7月 体験事業所を割り振る
8月 学校職員による職場訪問
9月 各自の体験事業所を生徒に発表 グループ再編成 担当職員発表挨拶の仕方 電話のかけ方等の練習
10月 事前訪問の日程確認のため生徒が職場に電話をかける生徒による職場事前訪問
26日〜28日体験実施 ・生徒は各事業所へ、職員は各事業所を分担して巡回体験実施後お礼の手紙を書く
11月12月 体験の冊子を制作、発表を行う
1月2月 自分の将来を考える ・いろいろな職業を知る ・つきたい職業について調べる
2月 ゲストティーチャーによる講演
3月 調べたことを発表する
【受け入れ先事業所】
郵便局、飲食業、理美容業、スーパーマーケット、自動車販売業、生花販売業、寝具販売業、精肉販売業、家電販売業、ガソリンスタンド、病院、浴場、ペットショップ、コンビニエンスストア、消防署、老人介護施設、自動車部品販売業、眼鏡販売業、手芸品販売業、薬局、携帯電話ショップ、ホームセンター、お弁当販売業、機械製造業 計 51事業所
生徒の感想等
・レジの手伝いでは、お客さんが買った商品に合う袋を選ぶのが難しかった。大きさがわからなかったし、お客さんによっては、別々に入れてほしいという人もいたので、そのあたりが大変でした。コンビニの仕事は簡単そうに思っていましたが、いざやってみるやることがいろいろあり、覚えることも少しあったのでコンビニを見る目が変わりました。
・キャッシャーは人と接したり、お金を自分が預かるので緊張してしまって、思っているとおりにできなくて苦労した。今日は昨日よりきつくてとても大変だったけど、いつも真剣に教えてくれて、「頑張ろう」という気持ちになれた。
・初めての体験ばかりで、とまどっていましたが、事業所の方の教えの元で、利用者さんとの交流もうまくいきました。リハビリに来ている方たちも皆さんお元気で、70から80歳前後だと思えないくらいお元気でした。折り紙の折り方なども教えてもらいました。
・布団は大きくて扱うのが大変だったけど、お店の人がこつなどを教えてくれたお陰で出来るようになりました。
保護者の感想
・普段家ではあまり手伝いなどさせていないので、本当に引き受けてくださったお店の方々に迷惑をかけたりしないか心配でした。体験日が近づくにつれ、いろいろと家でも体験内容について話してくれたりしましたので、子どももすごく楽しみにしている様子が感じられました。体験後、あんなことをした、こんなことをしたと家でたくさん話してくれました。
・体験学習の当日までいやがっていたのですが、1日目帰ってくると結構楽しかったようでいろいろ話してくれました。食事に行って様子を見てきました。店長さんも、一緒に働いている方もとても良さそうな人たちで、何も出来ない子どもたちを笑顔で受け入れてくれ、とても感謝しています。
・日頃は、学校という狭い世間しか知らないので、大人の方に混じって、社会の一面に触れられたことは子どもたちにとってプラスであったと思います。
・年齢の離れた大人の方に教えていただくと言うこと、親以外の人の言うことを聞くと言うことは、最近少なくなっているように思います。この経験を生かし、もっともっと人の気持ちになって考えられる子になってほしいと思います。
受け入れ先の事業所担当者の感想
・生徒さんに協調性がなく馴染めていない感じがした。
・あいさつの大事さや、普段何気なくこなしていることが社会に出ると重要になってくることもわかってくれればよいかと思います。頑張ってやってくれていました。
・年々人材的に能力の低下、質の低下が伺えます。少しでも仕事・社会に対する意識の向上につながればいいが、どうしても生徒であり、短期間での指導は難しいと思います。出来ればあいさつは出来るようにした方がいいと思います。困るのは本人だと思いますが・・・
・もう少し仕事に対して積極性がほしかったです。挨拶等もう少し声を出してほしかったです。
・生徒さんたちにとって、将来を考える機会が与えられるよいものと思います。是非こういう「場」の学習を今後も実施していただければと思います。
成果と課題
・大きな声が出せなかったり、見ていると簡単そうなことが実際にしてみるとうまくできなかったり、生徒は仕事の厳しさを感じたようである。そんな中でも、慣れてくると少し声が大きく出せるようになったり、前日よりうまくできるようになったとほめていただいたりで、自分の成長を感じることも出来たようだ。また、自分が大変だと感じている仕事を、事業所の方が当たり前に毎日こなしていることに気づいたり、忙しい中自分たちに丁寧に仕事を教えてくれていることに感謝をしたり、普段の学校活動では得られない思いを持つことが出来たと思う。
・挨拶や言葉遣いなど、スキル学習をしたにもかかわらず、いくつかの事業所の方から、言葉遣いの悪さなどを指摘された。もっと時間をとって行うべきであったと思う。
・事業所の数が多かった分、職員と事業所の連絡にかかる時間の確保が大変であった。また、直前に事業所の都合で断られたところが数軒在った。やむを得ないことであるが、調整が大変であった。


【職場体験中の生徒の様子】