
本校の校区にあるプレーパークには、竹やぶもあり、自由に切ることができます。
竹やぶはそこここにありますが、ほとんどがモウソウチクの竹やぶで、篠竹を探そうとすると、これがなかなか見つかりません。
ところが、灯台下暗し、あるではありませんか。本校の校区に。
その竹やぶの中に、畳一畳ほどの広さで、篠竹が生えています。
早速要る分だけ切ってきて、総合的な学習の時間に、「ケーナ」を作ってみました。
1.皮むき
![]() |
篠竹の皮をむいているところです。 楽器製作者が使うスクレーパーという道具があればいいのですが、無いので工作用のハサミを使いました。ハサミの刃の形は、スクレーパーに似ています。またナイフなどよりは安全でもあります。 刃を引き摺るように引くと、竹の皮が気持ちよくむけていきます。 |
![]() |
藤棚の下の涼しい野外で作業をしました。 みんな皮むきに没頭しています。 |
![]() |
女の子たちもがんばっています。 |
![]() |
皮をむき終わったら、120番のサンドペーパーで磨きます。 粉がたくさん出て、見る見るうちにきれいになるので、この作業も夢中になってやっています。 |
![]() |
次に240番のサンドペーパーで磨きます。 番手を上げると竹がツルツルしてきます。 その感触がまた気持ちよく、作業に没頭します。 |
![]() |
皮を向く前と向いた後の写真です。 篠竹は節から節までが長く、肉厚が薄いのが特徴で、全長38cmのケーナを作るのに適しています。 |
| 皮をむいた後、何日か乾燥させます。 皮をむいたこともありますが、水分がかなり抜けて、最初に手にとったときと二度目の作業のときとでは、明らかな重さの違いに子どもたちは驚きます。 |
|
| 2.穴あけ | |
![]() |
穴あけに入ります。 写真の下のほうに写っているのは、竹に印を付ける為の型紙です。 型紙を作っておくと作業が楽だし、二本目を作るとき計らなくて済みます。 また裏などにデザインすれば、教室掲示にもなります。 |
![]() |
使っているのは、ボール盤です。 まず8mmのビットで、表のすべての穴を開けます。 ドリルでもできますが、丸い竹に穴を開けることの安全性と正確さを考えれば、やはりボール盤に分があるようです。 うちの学校には無かったので、家の作業部屋からもって来ました。重い。 |
![]() |
キレイに穴が開きました。 六つの穴を一直線に揃えるのは、簡単なようでやってみると意外に難しいものです。 |
![]() |
ボール盤という、初めての道具に少し戸惑い気味にやっております。 |
![]() |
次に、5mmのビットに換えて、裏の穴を開けます。 二順目になるので、子どもたちも慣れています。 |
![]() |
キレイにできました。 本日の作業はこれにて終了。 |
| ケーナの指穴は、上から順に、10mm、10mm、10mm、8mm、10mm、8mmとなっています。 さすがに10mmのビットを使うと、ささくれ立ちが目立つので、担任がやりました。 担任がやっても、そうたいしてキレイにできたわけではありませんでした。 |
|
| 3.歌口(吹き口) | |
![]() |
吹き口の工作は、経験の無い子どもたちには、無理かもしれません。 よこ10mmたて13mmのV字型に切込みを入れなくてはなりません。しかも竹の表と裏から削り、切り口の断面が山形になるようにしなければならないため、難度は非常に高くなります。 彫刻刀やカッターでは、非常に危険性が高いので、もっと楽で簡単な方法は無いかと考えたのが、三角のヤスリを使う方法です。 |
![]() |
安全且つ正確にV字型の吹き口が切れて、吹いたときもよりクリアな音になります。 |
| 4.色づけ | |
![]() |
サンディングして、ひとしきり吹いてみました。一発で鳴る子もいれば口の中がすっぱくなるほど吹いてもなかなか鳴らない子もいます。 吹いて遊んだ後はきれいに模様を描いていきます。 |
![]() |
この子は、セロハンテープでマスキングをしてから色付けしています。 なかなかやるなー。 |
![]() |
クリアーで仕上げるために、立てているところです。もう音の調整は済んでいるので、ほぼ完成です。 |