4年生換気扇磨き隊奮闘記

このレポートは貴志南小学校を愛する10人の勇者の夢と冒険の記録である。

第一章  謎のにおい
 毎日決まったように、お昼になると臭ってくる悪臭。廊下の窓という窓を全開にするが、時間帯は凪のころ、まったく効果は上がらない。絶え間なく、そして遠慮なく押し寄せてくる、すさまじいトイレの臭気。おかしい・・・。毎日あんなに掃除もしているのに。今だって見た目はこんなにキレイだ。なのに、この強烈なにおい・・・しかも給食中に。

第二章  発見
風がないからか?・・・でも換気扇があるはず・・・換気扇は確かに回っている・・・あっ!でも向こうが見えない・・・フタが閉まったままだ・・・しかも、ものすごい量のホコリが・・・。
 換気扇のフタがあかないのは、ホコリのせいだろうか? 恐る恐る換気扇のファンをはずしてみる。そしてその奥のフタを指で押してみる。
 ???・・・びくともしない。
 そんなはずは・・・よく見ると、フタの向こうになにかあるではないか。
 強引に押してみるとふたが少しだけ開いた
何とそこにあったものは、ダクトいっぱいにつまった(造られた)
小鳥の巣だった!
第三章 ぼくたちの戦い
 ニオイの原因は、実は換気扇のダクトをふさいでしまうほどの巨大な小鳥の巣だった。
 
 これを取り除かなければ、このニオイから開放されることはない。10人の勇士が名乗りを上げ、かくしてぼくたちの戦いは高らかにその幕をあげた。
 まずは換気扇のファンをたわしでこすった。あっという間につややかな元の色が浮かび上がってくる。
 続いてカバーを洗う。高さ2cmのホコリ。流しの端から端まで真っ黒になる。確かに汚い。でも洗った後の変わりようが面白く、(劇的ビフォー・アフター)またやってみたい気にさせる。
 いよいよ小鳥の巣の除去。
 火バサミで少しずつつまんでは取り出す。
 狭い隙間から取り出すので、作業はなかなか進まない。
 ようやくのことで全部取り出してみると、何とゴミ箱いっぱいの量だった。
 スゴイ!
 取り出した僕たちもエライが、これだけの巣を作った小鳥にも、ある種尊敬にも似た気持ちが湧いてくる
第四章 勝利
 見違えるようにキレイになったカバーとファンをつけ、電源を入れてみる。軽やかなうなりとともに、ファンが回転し、静かに三段のフタが開く。
 ヤッター!!
 回転するファンの向こうに、数十分前には見えなかった一条の光が見えた。隊員の一人がおもわず「きれいやなあ」とつぶやいた。ニオイもなくなった。
 二階、三階、四階、すべてのトイレの換気扇が同じように小鳥の巣に占拠されている。
 ぼくたちの戦いは、まだまだ続く・・・。小鳥ごめんね。
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